俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<直撃2>竜雷太「太陽にほえろ!」 (2/2ページ)
竜 実は開始から6年がたった頃、若手も育ってきて、自分が「太陽──」の力になっているんだろうかと自問自答して。プロデューサーに「このあたりで殺してもらおうか」と言ったら、「いや、10年はやろう」と慰留されまして。そこからは「太陽──」以外の仕事を一切入れず、晴れて10年を迎えて「さあ、殺してください」と。
── 功労者ゆえに、番組初の90分スペシャルとなり、ボスが臨終に立ち会ったのも唯一のことでした。
竜 それは光栄なことでした。岡田さんに「ごほうびだ」と言われました。それまで裕次郎さんや石原プロには、ハワイ旅行や宴会など、いろいろお誘いも受けていたんです。ただ、気が引けた感じで参加しなかった。今になるととても残念で、裕次郎さんにもう少し甘えておけばよかったかなと思います。
── 国民的な人気ドラマに参加していかがだったでしょうか。
竜 それまで警察や刑事は「税金ドロボー」みたいな言われ方をして、肩身が狭い思いをされた方も多かった。それが「太陽──」のおかげで払拭されたと、いろんな刑事さんに感謝されました。
── 圧倒的な影響力です。
竜 ある爆破事件に巻き込まれて失明された元刑事の方がいて、その人が「七曲署の連中はどうしているんだ?」と言ったらしく、奥さんから手紙が来ました。全員でメッセージをテープに録音して、送りましたよ。
── さすが七曲署です。