俺たちがシビれた「刑事ドラマ」50年の勲章<直撃5>桜木健一「刑事くん」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

もしかしたらですけど、その時が三浦くんと出会いのきっかけだったのかもしれませんね」

 このように、桜木のイメチェン、人気者のゲスト、さらに新人歌手の登用と番組は人気を博すが、当の桜木自身には、ある不安が芽生えてしまう。

「今思えば若気の至りなんですが、何年も新米刑事をやっていていいのかなと。それをマネージャーに言ったら、あっさり『そう思うならお辞めなさい』って」

 このこともあり、当面、刑事モノはいいや、という彼のもとに、再びオファーが来る。それが大人の刑事モノとして人気だった「特捜最前線」(77~87年、テレビ朝日系)だった。

「主演の二谷英明さんが大ケガをされて、そのテコ入れでという話だったんです。それならばと受けたのですが、程なく二谷さんが復帰された。それはいいのですが、テコ入れ的要素がなくなり、扱いも“普通”になってしまった。あれっ、おかしいなと(笑)」

 それでも、ドラマ自体は和気あいあいと撮影が続けられたという。そんな刑事ドラマの時代について、桜木はこう振り返る。

「特に『刑事くん』に関しては新米刑事という一つのひな型は作れたかな、と思います。そういった意味でも、印象深い作品ですね」

 数々の刑事ドラマに隠されたDNAは今も受け継がれている‥‥。

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