天才テリー伊藤対談「柄本佑」(2)ピアス&茶髪姿の入学は親の指示!? (2/2ページ)
柄本 「親父に似てる」と妙に言われ続ける時期が半年くらいあって、その時は「なんか嫌だな」と思っていましたけど、あとは何とも思わないです。親子なんだから、似ててもしかたないだろう、と(笑)。
テリー そうかな? 佑さんにはちゃんと今の時代の匂いがあって、そんなにお父さんに似ている感じもしないけどね。
柄本 あ、そうですか。うちの姉貴は親父にそっくりなんですけど、そう言うと泣くんです(笑)。
テリー アハハ。いや、でも正直な話、今の時代に佑さんみたいな存在って貴重なんだと思いますよ。昭和を感じさせるどこか懐かしい空気感と現代の空気感、それを佑さんは併せ持っている感じがするんですよ。
柄本 へぇ、そんなこと、初めて言われました。ありがとうございます。実は小学生の時、母ちゃんから「あんたは顔が古い!」と言われたことがあったんですよ(笑)。
テリー ハハハ、またストレートだね!
柄本 その時、僕は坊主頭だったんですけど、「顔が古いうえに坊主だと、出征しそうな気がしてきて私は悲しい。せめてピアスぐらい開けて、髪の毛も染めてくれ」と言われたんですよ。だから僕、ピアスに茶髪で中学の入学式に行ったんですよ。
テリー 普通はそれを止めるほうだけど、やっぱりおもしろいお母さんだ(笑)。でも、考えたら「古い顔」って財産だよ。NHKの時代劇なんか観てても、みんな今っぽい風貌だから、なんか違和感あるよね。
柄本 若い人はみんな眉毛剃ってるじゃないですか。僕も思春期に剃りたい時期があったんですけど、母ちゃんから「今、あんたぐらいの年齢の役者はみんな剃っているから、剃らないほうがいい。役者としては、そっちが貴重だから」って。
テリー いいアドバイスじゃない、さすがだよ。