【国沢光宏の言いたい放題】自動車評論家ってどんなお仕事なの?【最終回】 (2/2ページ)
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国沢光宏の言いたい放題
船の仕事ってクルマよりもはるかに遊んでいるようにしか見えない。大変なんですよ?朝早く起きて、海が荒れてても乗らなきゃいけないし。でも楽しいんですよ。自動車評論家もいつも試乗会行ってクルマ乗って。もちろん皆さんの代わりに命をかけていろんなクルマの運転をして安全性を見極めているってことは言いますよ? でも乗っているときは楽しいんです。 ■今からでも自動車評論家になれる4つの方法 牧野:やっぱり自動車評論家の仕事をしていると大変なこともあると思うんです。これまでご経験の中でそのようなことはありましたか? 国沢:一番大変なのは仕事が来ないことですよね。仕事が来なければただのクルマ好き。 牧野:会社勤めをしているわけじゃないですからね。売り込みなんかをかけたこともあるのでしょうか? 国沢:売り込んで売り込める世界じゃないんです。自動車メーカーに「私、自動車評論家やりたいんです」って言ってもクルマ貸してくれないし、取材もさせてくれない。 牧野:それでは、有名な自動車評論家になるためにはどうすれば良いのですか? 国沢:いくつか入り方があります。まずは自動車メーカーに入って基本的な技術を身に着けて、出版社に名刺を持って行くやり方。次にレーシングドライバーとか競技をやっていて、引退などの後に編集部へ行って仕事を振られることもあります。後は、編集部に入ること。出版社やネットの会社に入ってそこで仕事を覚えて独立する。最後にある程度有名な名の知れている人に弟子入りして3年間くらい修行をして紹介してもらう。この4つです。4つやれば95%くらいは飯が食えるようになりますよ。 牧野:ちなみに国沢先生はこの中のどこからなんですか? 国沢:私は雑誌の編集部だった。で、やめてフリーになったんです。編集部時代から私はアホらしい原稿を書くわけですよ。辞めたんだったらうちで書かないか?って話がいくつかあって、なんとなく今まで適当に来たんです。 牧野:今、自動車評論家を目指している方にとっては非常にためになるお話ですね。 国沢:3つ目の編集部に入るというやり方はWEBでも今なら求人が多いのでいいですよ。自動車メーカーに入った人はよっぽど嫌なことがない限り、この業界に来ないでメーカーに来ない方がいいのかな。レーシングドライバーはクルマ好きだったらいいけど、ただ単に早いだけじゃあ原稿も面白くないし、なかなか食えない。一番確実なのは誰かに弟子入り。だいたいなれると思います。 緒方:誰かの弟子までたどり着くのが難しそうですね。 牧野:ありがとうございます。国沢光宏の言いたい放題、これまで27回にわたってやっていきました。この辺りで締めたいと思います。皆さん、今までお付き合いいただきありがとうございました。また、どこかの機会でお会いいたしましょう。