飼い主が危ない!心臓発作を起こした飼い主の命を救った猫
飼い主を襲った暴漢を追い払ったとか、飼い主が事故に遭ってしまった時に助けを呼びに来る犬の話はよく聞く。だけど人間を助けるのは別に犬の専売特許じゃない。
猫だって飼い主を助けるのだ。犬に襲われた少年を助けた勇敢なタラの物語を知っている人も多いだろう。
普段はツンとおすまし、人間となれ合うのが好きじゃない猫だって、イザとなったら必死になって飼い主を助けようとするのである。
これは、心臓発作を起こした飼い主の命を救った猫の物語である。
・人に懐かなかった猫
ブランディ・ミラーさんの母親、タミーさんと継父のカーク・マティスさんは、ショッツィーという猫を飼っている。ミラーさんが11年前に譲り受けた子猫だ。
しかし、ショッツィーは人間に懐くタイプの猫ではなかった。そばに寄れるのは、タミーさんとカークさんだけで、来客があれば隠れてしまう。ミラーさん姉妹に対してすら追い払おうとするのだった。
「単に私や姉妹のことが好きじゃないんですよ」とミラーさんは思っていた。

image credit: Brandy Miller/The Dodo
・飼い主が倒れた!すぐに行動を起こした猫
そして3月2日の早朝に事件は起こった。
カークさんが大きな心臓発作に見舞われたのである。
カークさんは毎朝、午前4時に仕事に行く。その日もショッツィーにエサをやり、出かけるところだったのだろう。しかし、玄関に向かおうとしたところで心臓発作が起こり、そのまま倒れてしまったのである。
非常事態を察知したショッツィーは、すぐに行動を起こした。
寝室に駆け戻ってベッドに跳び乗り、寝ているタミーさんの身体の上を歩き回り、枕元で飛び跳ねたのだ。そして、今までに一度も出したことがないような声で鳴いたのである。
「ショッツィーはピューマみたいな声で吼えたわ」とタミーさん。
ショッツィーの様子から何かが起こったことに気づいたタミーさんは、すぐに起き出してリビングルームへと向かった。
そこでカークさんが倒れているのを発見したのである。
緊急通報を受けて駆けつけてきた消防団員の処置のおかげで、カークさんの心臓は鼓動を再開した。そして、間一髪のところで、病院への搬送が間に合ったのである。

image credit: Brandy Miller/The Dodo
・もう目が離せにゃい。退院後も飼い主を護衛する猫
2週間の入院の後、カークさんは自宅に帰ってきた。近いうちにバイパス手術が必要とはなるが、とりあえずのところは容態が安定したのである。
それ以来、ショッツィーはカークさんのそばを離れずにいる。
「(ショッツィーは)カークのことをずっと見ているんです、トイレに行く時でさえもね」とミラーさん。「常に視界の中に入れてるんです」

image credit: Brandy Miller/The Dodo
・やっぱり最高の猫だわ!
一家の人々は、ショッツィーが一緒に暮らしていたことに深く感謝している。特にカークさんは、感謝の念が十分に伝わっているか常に気にかけている。最上等のエサを与え、最高の暮らしができるよう、気を配っているそうだ。
また、この一件以来、娘のミラーさんとショッツィーの関係も少しずつ変化している。ショッツィーは、今までよりも頻繁にミラーさんのそばに来るようになったのだ。ミラーさんは二度とショッツィーを「いじわる猫」とは思わなくなった。
「11年前にこの猫を選んで連れてきたことを、これほど感謝したことはありません」とミラーさん。
「神さまの計画には、時には四つ足の友達も含まれているんですね。すばらしい仲間だというだけじゃなくて、とても賢いし、時には私たちよりずっと優れた感覚を発揮するのよ!」

image credit: Brandy Miller/The Dodo
References: The Dodo / Facebook など / written by K.Y.K. / edited by parumo