「大ボラにもほどがある!」昭和の駄菓子屋プラモ (2/2ページ)
鳥のキジが神通力を身に付けることができて、人間の桃太郎は何ひとつ能力を身に付けることができなかったのでしょうか? ネロ宇宙界とは一体何か? S.O.Sはどこの誰が誰に出したのか?
考えるだけ無駄でしょう。箱を開けると中身はこんな感じです。

勇ましい物語とは違って何ともかわいらしい造形です。表紙には《スーパースプリング・シリーズ》とありますが、何のことはない、1960年代にはやったゼンマイ仕掛けでピョコピョコと飛び跳ねる玩具と同じ機構です。足がカエルのような形と色をしているのは恐らく同社のカエルの模型を流用したためでしょう。
もし、あなたが子供のころにこのプラモと出会っていたら、果たして「うわっ、キジラ、スゲェよ!!」と乗せられて買ったでしょうか?
最後に、これは1967年ごろに日本ホビーという会社から発売されたプラモデルで、コラージュでもフェイクニュースでもない、ということを付記しておきます。
(写真・文/おおこしたかのぶ)