昭和の「パチ怪獣ブロマイド」の正体を暴く! (2/2ページ)
では、左上端にヒョコッと顔を出している生物は…?

調べてみると、1940年代から60年代にかけて、米国のパルプSF誌の挿し絵や表紙を手掛けたSF画家、エド・カウチャー氏の宇宙生物の中の1匹でした(下段左端)。それにしても、あまりの唐突さにはビックリです。
最後はコレです。なかなかの難問ですよ。

この見たことのない緑色の生物、そして左端の奇妙な物体は一体何でしょうか?

過去の漫画雑誌を丹念に見返してみて分かりました。緑色の生物は怪獣博士の異名を持つ編集者・大伴昌司氏が自ら考案したドマイナーな怪獣、金星カバです。画像は『週刊少年キング』(少年画報社)1969年9月7日号より。

そして、左端の奇妙な物体は1966年に朝日ソノラマより発行された『怪獣大図鑑』に掲載されたグリーンモンスの手でした。しかし、なぜここに配したのか? う~む…さっぱり分かりません。
こういう謎解きやシュールさを楽しめるのがパチ怪獣の醍醐味なのです。
今や“パチ怪獣”は立派な趣味として確立。研究している人も多く、子供のころに出合ったパチ怪獣の正体が次々と解明され、ネットで情報が伝達されるようになりました。こんな調子で政治の方もスッキリ解決できればいいんですがね~。
(写真・文/おおこしたかのぶ)