秋津壽男“どっち?”の健康学「洗顔は水ですべき?お湯ですべき?男性は女性以上に敏感な肌の持ち主」 (2/2ページ)
中高年男性の肌は、女性に比べて皮脂分泌が活発です。皮脂が多い反面、水分が女性の半分程度しかありません。また、毛穴も大きく、乾燥時期には皮膚がカサカサになり粉を吹く場合もあります。肌はこれほどデリケートであるにもかかわらず、髭剃りで毎日傷つけています。またストレスや睡眠不足などで生活習慣が乱れると、肌の新陳代謝が乱れ新しい肌が生成されにくくもなります。しかも年を重ねるほど乾燥による肌の老化や肌荒れを起こしやすくもなるのです。
しかし、中高年の男性では、手入れをしている人はそう多くはないでしょう。女性より男性こそスキンケアをすべきなのです。乾燥肌になると水分を保とうと皮脂が必要以上に分泌され、ニキビなどができてしまうため、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなど保湿力の高い化粧水によるスキンケアで適度な保湿をしてください。肌荒れを抑えるのに効果的なのがワセリンです。ワセリンは酸化に強く、人間の皮膚に害を与えません。1~2日ぐらいで自然と落ちてくれます。
さまざまな原因により皮脂は過剰分泌されて乾燥肌を招きます。心身ともに健康であると皮脂が正常に分泌され、肌が若く保たれ洗顔も不必要になるのです。
■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。