財務省・福田のセクハラ:ロマン優光連載107 (2/3ページ)
福田氏の取材に訪れた記者相手だろうが、接客している女性相手だろうが、アウトな発言。この発言が許される『店』というものが存在するのでしょうか? 一つだけあります。いわゆる風俗店、それもイメージプレイができるタイプの風俗店です。福田氏が「事務次官と女性記者の不倫ライトSM」という設定のストーリーを持ち込んで、嬢の了承のもとにプレイを楽しんでるのならば、一応問題はありません。しかし、人がどのような性的妄想を抱こうと自由ですが、妄想の内容によっては「き、きもい……」と世間の白い眼に晒されるのも、また真実。最初にあのような返答をした時点で、相手が誰とか、どのようなシチュエーションだとか、細かい事実関係がどうだとか関係のないところで、最低のイメージを自ら確定してしまったのではないでしょうか。「ハニートラップの可能性が……」と言ってる人もいますが、もしそうだとしても「最高級に下品で頭の悪いセックスの誘い方をするキモチ悪い男」には変わりないわけですから。多分、根本の部分で女性に関する感覚が何か間違っているのです、福田氏は。
オタクに閣下と言われて喜んでた無神経発言の得意な大臣や、財務省の対応だけでなく、テレ朝が女性記者の告発を止めていたり、女性記者の実名をわざわざあげて民進党の大塚代表に質問するフリーの記者がいたり、どこの政党がとか官庁がとか右とか左とかそういうことじゃなくて、この国自体のセクシャル・ハラスメントに伴う人権意識は一般的にめちゃくちゃ低いということ露呈した事件だったのではないでしょうか。この政局の中で、政治的な対立の中に落としこまされそうになりますが、この件に関するあれこれは、本来は男性優位社会に対する女性の人権の問題なのです。だから、自民党内にも野田聖子議員のように財務省の対応を批判する人もいるわけで。野田氏の発言を政治的な意図だけで解釈しようとする人もいるでしょうが、それだけではない部分はあると思います。まあ、なんかこんなことを言ってますけど、自分にしたって、気をつけているつもりでも、ちゃんとそういう意識が持ててるか、ちゃんとできているかと言われると自信が全然ないわけで、ただ気をつけていくしかないんですがね。