森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 めちゃイケは何故終了したのか (2/2ページ)
常識と違うことを言う識者が、発言の場を失っているのだ。
私は、メディアが様々なパフォーマンスやものの見方を紹介し、国民が自分の良識のなかで取捨選択をするというのが、まともな社会のあり方だと思っている。その意味で、俗悪番組も、極論を言う評論家も必要なのだ。
メディアが自主規制を強化していくと、その先に待っているのは、間違いなく全体主義だ。それを防ぐために一番効果的な方法は、国民が俗悪番組や極論評論家を認めることだろう。メディアも商売だから、視聴率が取れたらどんな俗悪番組でも存続できるのだ。
最終回の5時間スペシャルは、尻上がりに視聴率を上げ、午後9時以降、番組終了までの視聴率は久々の2ケタを取った。心にゆとりのある国民が、まだ1割程度残っているということは、希望の光だ。