キッチンにオレンジ色、寝室にはグリーン。色彩心理学を利用して家を幸せな場所にする8つの色
色彩心理学は、色がどのように人の気分や感情に影響を与えているかという研究だ。色は単なる好みの問題だけではなく、人の気分にも影響を与えていることが科学的に証明されている。
気分が落ち着く色を身近に置くことで、ストレスは軽減し、幸福感が向上する。医療現場では、こうした色彩心理学をうまく使って、患者に穏やかでリラックスできる環境を提供している。
家を建てるとき、あるいはリフォームするときには、幸せを感じ、リラックスできるような色を選ぶと良い。
例えばキッチンにはオレンジ、寝室にはグリーン。ある色を加えるだけで日々の暮らしが幸せになるという。
・台所にオレンジ色

食事の用意に飽き飽きしていないだろうか? 料理をもっとおもしろくするには、キッチンにオレンジ色を加えてみるといい。
オレンジは温かく元気が出る色で、食欲を増進する。ファストフード店のロゴマークの多くが、オレンジ、赤、イエローの組み合わせが多いことを考えるとよくわかる。これらの色はエネルギーを高め、独創力や会話力を刺激する。
「オレンジという色は、あらゆる色の中でももっとも社交的な色。会話、コミュニケーション、相互の関係を活性化させます。若さやエネルギーを反映し、活発な活動を行ったり、あふれるエネルギーが求められる場所に最適な色です」トロント地域で活躍するインテリアデザイナーのジェーン・ロックハートは言う。
他にもオレンジ色は、ジムや娯楽室、子どもの寝室のアクセントウォールなどに最適なのだそうだ。
・寝室に薄いグリーン

昼のストレスが残っていて、夜眠れずに寝返りばかりうっているようなら、寝室に薄いグリーンを取り入れてみたらどうだろう。
グリーンはあらゆる色の中でもっとも気が休まる落ち着ける色なのだそうだ。大地、誕生、新たな始まりを連想させ、生命、霊感、平和、健康がみなぎる色なのだと、前出のロックハートは語る。
グリーンは、大自然に憧れる人にとっても理想的な色だ。
都会のアパートに住んでいる人が、家に自然の感覚を持ち込みたいなら、クールな色でまとめる色彩設計がおすすめだ。
グリーンやブルーを活用したり、グレイといった中間色と合わせると、狭い空間を広く見せることができ、調和のとれた自然な感じを生み出すことができる。
・リビングに赤

赤は火、活動、興奮のイメージをもたらす。家の中に赤を用いると、その空間が活気づき、相互作用を呼び込む。熱を帯び、脈打つような色で、リビングでの会話や恋愛が情熱的になる。
赤をキッチンやダイニングルームに使っても効果的だが、赤だけでは少し刺激が強い場合もあるので、特に狭い部屋では、壁の一部に入れるとか、家具のアクセントにするなど、抑え気味にしたほうが良いだろう。
・書斎やオフィスにはブルー

ブルーは動機や刺激を与える。同時に気持ちが落ち着き、慰められる色でもある。ブルーは万能色だ。生産性や誠実、威信などとつながる。
仕事に必要なエネルギーを刺激するので書斎やオフィスには最適の色だ。
同時にブルーは気持ちが落ち着き、精神的に安定し、充足感が得られるため、寝室にも適しているという。
・玄関や通路に白

予算的に広いスペースが望めないなら、白で空間や高さをごまかす手がある。この色は、通路や廊下などにオープンな風通しのいい感覚を与えてくれる。
明るすぎる白のトーンが現代的で無機質な感じがしすぎるというのなら、淡いグレイやクリームを使うといい。一色で部屋全体を包みこむと、見る者の目には宇宙空間を旅しているような感じに映るだろう
・独創性とドラマをもたらしたいのならウルトラバイオレット

紫色は独創的、ミステリアス、官能的な感覚を刺激する。ブルーをベースにしたウルトラバイオレットは、パントン色彩協会によって選ばれた2018年の色である。
協会のホームページによると、この特別な紫の色合いは、"わたしたちの意識と潜在能力をより高いレベルに引き上げてくれる"という。
寝室やオフィスを紫にするのはちょっとという人には、アクセントウォールをこの色にするなど、まわりに少し加えるといいかもしれない。
・バスルームにピンク

ピンクは楽しくて元気が出る色。特にローズの色合いは、浴室や寝室をいつも良い雰囲気にしてくれる。肌の健康な輝きを演出するのだという。
パスルームを陽気なピンクに塗り、朝そこに入ると、一日の仕事を始める前に幸せな気分が広がる。
ピンクにどうしても抵抗がある人は、サンシャインイエローを試してみると、同じように温かく気分が高揚する効果が得られる。
・日のあまり当たらない部屋にイエロー

イエローは、家のあちこち、特に薄暗くて自然光が不足する部屋で効果的に使うことができる。キッチン、通路、リビングなどは、この色でとても雰囲気が良くなる。陽気で親しみやすく、陽の光に包まれているような気分になれる。
何も部屋全体をその色にする必要はない。ほんの少しこれらの色を取り入れるだけで、気分が良くなり毎日の暮らしがより幸せなものになるだろう。
References:mentalfloss/ written by konohazuku / edited by parumo