玉木正之のスポーツ内憂内患「大谷翔平の活躍を機に求められる“改革”とは」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

投打の二刀流は日本のプロ野球では可能でも、メジャーでは無理‥‥といわれるなか‥‥。いや、もう改めて書く必要はないだろう。

 野球以外にも、かつては日本人には絶対無理と言われた「100メートル10秒の壁」も桐生祥秀が破った。

 日本人というのは、どうも自虐的に、無理だ無理だと諦めるのが好きな国民性のようだが‥‥。いや、そうではあるまい。

 スポーツという文化は基本的に若者の文化である。若い肉体が溌剌と躍動するなかで、新しい技術が生まれ、新しい記録が生まれる。それは年長者には絶対に不可能な試みである。

 ところが日本のスポーツ界は、先生や師匠と呼ばれる立場に立つ年長者が、生徒や弟子と呼ばれる若者の上に立って指導し、時にはスポーツの技術以外のこと(私生活の管理)まで指図する場合が多い。野球(スポーツ)の解説者も現役選手を引退した先輩の年長者として、師匠的立場から若い選手たちを見下ろし、辛辣な評価を下すことが多い。

 スポーツの指コーチ導者とは、もともと馬コーチ車のことで、選アスリート手を目的地まで運ぶのが仕事だ。そういう指コーチ導者と選アスリート手の関係が「アスリート・ファースト」なのだが、日本のスポーツ界は上に立つ指導者がパワハラを起こすような前近代的組織のまま。

 日本の若者たちは、今後も世界の様々なスポーツ界で活躍するだろう。ならば年長者たちは、日本のスポーツ組織の改革に(自らの退任も含めて)取り組むべきだろう。

玉木正之

「玉木正之のスポーツ内憂内患「大谷翔平の活躍を機に求められる“改革”とは」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 4/26号玉木正之野茂英雄桐生祥秀大谷翔平スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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