ベルリンの壁崩壊のきっかけとなった「平和の祈り」の舞台、ドイツ・ライプツィヒのニコライ教会 (2/3ページ)


6804本のパイプと5段の鍵盤をもつパイプオルガンはザクセン州最大で、ドイツでも有数の大きさを誇るのだとか。

1723~1750年にかけて、バッハが指揮者として音楽活動を行ったバッハゆかりの地としても知られており、バッハの胸像が誇らしげに置かれています。

ここニコライ教会は、ライプツィヒ最古の教会であると同時に、ドイツ現代史においてきわめて重要な転換のきっかけとなった場所でもあります。
旧東ドイツ時代の1980年代、ここで東西冷戦下で平和のあり方を考える集会「平和の祈り」が開かれるようになりました。特に若い世代を中心に平和への祈りを捧げる人々が集まり、しだいに毎週月曜日に定期的に開催されるようになっていきます。
キリスト教徒であるか否かにかかわらず、自由や変革を求める人々が参加した結果、この集会の規模は拡大し、言論や政治活動、旧東ドイツからの出国の自由を求める教会外へのデモへと発展していきました。
1989年10月9日、7万人もの参加者が「我々国民こそが主権者だ」と叫びながら広場や通りを埋め尽くす大規模なデモが起こったことを機に、東ドイツ平和革命の口火が切られます。