【食べログ1位の店】東京トンカツ部門1位をキープし続けるお店で味わう至高の白いトンカツ / 東京都新宿区高田馬場「成蔵(なりくら)」 (3/7ページ)


・異次元のトンカツ、それが「成蔵(なりくら)」のトンカツ
そんな「成蔵(なりくら)」は、まずお店の中に入るだけで、通常のトンカツ店とは違うことが分かる。
まずは匂い。高温で揚げないためか、油の匂いをほぼ感じる事が無い。
そして音だ。通常のトンカツ店ではパチパチと水分が蒸発していく音が聞こえてくるのだが、一切そういった音はしない。静かなジャズが流れ、ゆったりとした時間でトンカツを待つ、まさにこの待っている時間そのものも、「成蔵(なりくら)」の美味しさの1つなのかもしれない。
そして肝心のトンカツだが、もちろんそのトンカツも通常のトンカツとは違う。
ふわりと柔らかい生パン粉をまとった最高の豚肉を、極低温の油の中でじっくりと火を通していくこちらのお店ならではの調理方法は、温度こそ違えど、まさにフレンチのコンフィに似ている。
油の中に入れた豚肉は、店主が片時も目をはなすことなく火加減を調整し、15分程度じっくりと揚げられる。そして油の中から引き上げられたトンカツは余熱によってゆっくりと熱が加えられるのだ。
そんな手塩にかけて、おいしいトンカツに育てられたトンカツは、まさに芸術品と言っても過言ではないような真っ白なトンカツとなっており、見た目からも他のトンカツとは一線を画す。
そして、実際にひとくち味わえば、このトンカツが見た目だけではない事がはっきりと分かる。
衣はサクッと香ばしく、しっかりと食べ応えのある豚肉の味わいを感じるのだが、その刹那、口の中いっぱいに豚肉のウマミが溢れ出し、トンカツがまるで消えてなくなるかのような感覚を覚える。と同時に、豚肉がもつ本来のウマミや香りを後味としてしっかりと残してくれる。