東播磨は存在感あるぞ! 地元出身者をフル活用した加古川市の「かつめし動画」【ご当地動画ひざくりげ】 (2/2ページ)
個人的には、あのスタイルは好きではないのだが、いざ無いとそれはそれでさみしくなるのはなぜなんだろうか。司会者と、ほほえみを浮かべる女性アシスタントのカットも、ときどき欲しくなる。
「かつめし」は、ご飯の上に牛カツをのせ、デミグラスソースをかけたもの。戦後まもなく誕生したとされ、ゆでキャベツを添えて、箸で食べるのが特徴だ。字面だけでも美味しそう。これは、間違いない......と、他のエンタ芸人のネタも思い出してしまうほど、容易に味が予想できる。70年も愛されているのだから、陣内もかつめしと共に歩いてきたのだろう。
陣内の動画は2017年3月に公開されたのだが、左側に流れる動画(ツッコミどころの多いヤツ)は前年11月に「加古川市民LOVESかつめし」のタイトルで先行公開されている。当時の報道を見ると、「LOVES」には市民のほか、加古川観光大使の北原雅樹も出ているそうだ。かつてお笑いコンビ「グレートチキンパワーズ」で活躍し、解散後は俳優をしているのだが、映像を見てもまったく気づかなかった。どうやら地元ケーブルテレビやコミュニティFMで番組を持っているらしい。
北原のほかにも、気になる人物が。終盤で縁側に腰掛け、美味しそうに「かつめし」をほおばる人物だ。「わしらの人生には、いつもかつめしがあったなぁ」と天を仰ぐ、この男性。LOVESではとくに言及がないのだが、陣内版で「俺のオヤジやないか!」とタネ明かしされる。オヤジさんの満面の笑みを見ると、本当に人生と寄り添ってきたんじゃないかと、思わず納得してしまう。息子がピアノ生演奏したあの日も、ひとりだけ式場の料理じゃなくて、「かつめし」を供されていたと言われても、さほど驚かないであろう「しみじみ」ぶりだ。
加古川市の出身者には、ほかにも上野樹里らがいる。上野が姑・平野レミといっしょに「かつめし」を調理する動画――なんて見てみたいが、実現しないだろうなぁ。(ご当地動画ウォッチャー・十中舎八九)
筆者:十中舎八九(じっちゅうしゃ・はっく)ご当地動画ウォッチャー。外出は疲れるので、自治体制作の動画を見て、旅行を疑似体験するのが趣味です。Twitterはじめました。