学校でイジメ!相手の親と担任教師を訴えたらどうなる? (2/2ページ)
また、学校や親などの監督義務者の責任を追及するのであれば、それらの者が監督義務を尽くさなかったことや、その監督義務違反によっていじめが生じたという因果関係をも証明しなければなりません」(同・弁護士)
法的には因果関係が証明できる範囲でしか責任を問えないし、いじめを巡る訴訟では、そのいじめが原因で一定の結果や損害が生じたというところまで認定できないことが多いという。
「学校でのいじめを原因とした2011年の損害賠償請求訴訟において、学校が実態確認のためにおこなった無記名アンケートが提出されました。回答のなかには被告生徒らのいじめ行為をうかがわせる記載が複数ありました。しかし、裁判所は信用性に問題のある回答が寄せられる危険性が高いとして、それによって被告生徒らのいじめ行為を認定することはできないと結論付けました。匿名アンケートだけでは証拠として不十分でしょう」(同・弁護士)
学校側が適切な対応をしてくれないならば、親としては黙って見ているわけにはいかない。裁判は最終的な解決方法のひとつだが、証拠集めとしっかりした理論武装が必要なようだ。
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