近藤誠が警告「薬を使うと早死にする」(1)「病人」への入り口が健康診断 (2/2ページ)
でも、実は健康診断で見つかった異常を治療して人々がより健康になり、寿命が長くなるというデータはどこにもない。逆に異常を見つけ出して手術したり、薬を使うことで早死にする人が出たり、平均的に寿命が縮まるというデータはいくらでもある。ところが、そういうデータは無視され、どんどん病気が発掘されているわけです」
「病人」への入り口である健康診断で目安となるのが基準値だが、その変動にも、こんなカラクリがあるという。
「例えばWHO(世界保健機関)は、当初は各国政府が提供した資金で運営されてきましたが、途中から製薬業界からの寄付金に依存するようになった。となると、製薬会社が喜ぶことをしなければならない。そこで血圧の基準値を下げたり、糖尿病の基準値を下げたり、ということが起こった、というわけです」
以来、健康な人間を病人に仕立てる意図的な数値改竄が継続的に行われてきたというが、
「その中心的な役割を担っているのが医者と製薬会社。で、それらを後押ししているのが、厚生労働省。そして付随的な役割をしているのがテレビや新聞などのマスコミ。それが医療産業の構造なんです」