寿命を縮める「危ない外食」最新版(5)“トランス死亡酸”を摂ると‥‥ (2/2ページ)
特にショートニングはサクサク感を出すため、いろいろな菓子類に頻繁に使用されているので、できれば口にしないことをお勧めします」
さて、Aさんの外食生活はいかがだっただろうか。
ランチタイムに見つけた激安ステーキは注射針を使った加工肉で、100円寿司はまがい物。さらには居酒屋で出てくるキャベツは「混ぜるな、危険!」と書かれた家庭用漂白剤と同じ効果を持つ液体で洗浄され、おいしそうなクッキーには、突然死を引き起こす「トランス死亡酸」が含有。我々はいったい何を食べたらいいのやら、と暗い気分になってくる。
河岸氏が言う。
「一昔前、外食といえば、何か特別な日の特別な食事だったはず。そしてお店にしても、職人や調理師が修業で磨いた技、その店ならではの味を提供してくれる場所だった。ところが、それがチェーン化、セントラルキッチン化が進んだことにより、全国均一のそっけない味、魅力のない味に変化してしまった。家庭よりもおいしい料理が食べられないだけでなく、添加物だらけで安心・安全の保証がないとなれば、努力しない店は淘汰されていくだけ。結局はお客さんのことを考えている店は生き残り、自分たちの利益を最優先する店は潰れていくことになるでしょう」
当然ながら、全部が全部、ズルくヤバイ店だというわけではない。だが、現実問題として、ズルくヤバイ店がそこかしこにあり、その店で出されたものを口にしたことで、確実に体にはマイナスになり、結果、寿命をも縮めかねない健康被害の可能性が高まる。これではたまったものではない。
安くてうまいものを求め続けてきた消費者。その悪循環が「ズルくヤバイ店」を生み出しているという側面もあるが、やはり「安い、うまい、健康にいい」などという都合のいいものはないということだろう。