アウトローも変心させた「仏教の名言」(3)不平不満を収める (2/2ページ)
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週刊アサヒ芸能 2018年 5/31号
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向谷匡史
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仏教
「するとカミさんがよけいなことを言ったからオレは財布をうっかり忘れたんじゃないかと思いたがるけれども、そもそもなんで喧嘩になったのか。すると昨夜も遊んで夜遅くに帰ってきたことだったり、さらになぜ遅くなったのかといえば仕事が忙しかったから。ではなんで忙しかったのか、なんでその会社に入ったのか、ずーっと遡って考えてみると、生まれた時にまで遡ってしまうわけです。いろいろな因縁や因果が網の目のように重なって、今朝女房と喧嘩して財布を忘れたことにつながってくる。私たちは一つの原因から考える『単因論』で見ていくから、女房が悪い、社長が悪い、部下が悪いというふうになるんです。ところがそこに至るには、この世に生を受けたところまで遡る因縁がある。一つの要因だけを追及しても無意味なんです」