うちらの知っているヤツじゃない!エクソシストが明かす悪魔の姿とは?
近頃ではオカルトの隆盛や信仰の不足といった理由によって、エクソシズム(悪魔祓い)の需要は増しているのだそうだ。しかし、悪魔とはいったい、どのようなものなのだろうか?
民話などに登場する典型的な悪魔は、人間の姿に似ていて、魂と引き換えに願いを叶えてくれたりする。だが、実際にはどうも違うようなのだ。
もしエクソシストの能力が本物であるかどうか知りたいのなら、取り憑いた悪魔がどんな姿をしているのかを聞いてみるといい。典型的な悪魔の姿を説明したならその能力を疑ってもいいだろう。
15年にわたってエクソシズムを執り行ってきたレン・ウォーカー氏いわく、人に憑依する悪魔は皆同じような姿をしており、人間とは似ても似つかぬものだという。
ではいったいどんな姿をしているのか?
・実際に悪魔に憑かれることは稀
ウォーカー氏は、「ネガティブ・エネルギー」に関する専門家である。「悪魔」の姿を実際に見ることができる人は稀であり、悪魔に関する真実はほとんど記録されてこなかった、とウォーカー氏は主張している。
「この暗い奇妙な場所」での働き手となったウォーカー氏自身も、かつて悪魔に憑かれたことがあるという。その経験から、ほとんどの人が立ち入ることのできないアストラル(非現実的)な世界に関する眼識を得たのだ。
「実際に憑依されているという例は、非常に稀です。極度にサイキック(霊的な力のある)な人々にしか起こりません」とウォーカー氏。
「もし、憑依した相手がこの世界とパラノーマル(超常的)な世界との架け橋になり得ないのであれば、そのような人間に憑くのは、単純に、労力と時間に見合わないからです」

・悪魔の姿は「タコとエイとクラゲを掛け合わせたようなもの」
憑依されたと思っている人のほとんどは、何らかの精神的疾患で苦しんでいるだけなのだが、大半の「エクソシスト」にはその違いが分からないのだ、とウォーカー氏はいう。
「エクソシスト」の能力が本物であるかどうかを見分けるには、「憑いている悪魔はどのような姿をしているか」を聞いてみるといい、とウォーカー氏はいう。
「大抵の場合は、マンガにしか登場しないような、典型的な『悪魔』の姿を説明してくれるでしょうが、それはナンセンスです」

ウォーカー氏によると、人に憑依する存在は、みな同じような姿をしている。「タコとエイとクラゲを掛け合わせたようなもの」なのだそうだ。
上半分はタコと同じ球根型の姿、中間部にはエイのようなヒレがついていることもあり、下半分はタコよりもっと細くて長い、クラゲの肢のような形状であるという。
クトゥルフ、かな?

「憑いたものを祓うための働きの全てはアストラルな世界で為されなければならないのですが、その世界を見ることは、とても優秀なサイキックにしかできないのです」とウォーカー氏。
悪魔を祓う能力を持つ者は、感覚のみでそれを行えるのだそうだ。「優秀ならば『悪魔』を視ることができます。それらが存在しているアストラルな世界へ行くことができるからです」
・死者の霊に憑依される場合
また、別のエクソシスト、コリン・デメット氏は、どのような霊が憑依するのかという部分に光を当てる。
人間にとりつく霊には迷える魂が含まれており、少しばかりの「共感と愛情による光への導き」を必要としているのだ、とデメット氏。「死が突然に起こった場合、霊は困惑して、慰めを求めて手近な誰かに憑くこともあり得ます」

しかし、全ての迷える魂が純粋なわけではなく、大抵の場合、憑依は誘惑によって起こるものなのだ、とデメット氏は警告している。「この世に強い愛着を持つ人が亡くなった場合、現世に囚われることもあります」
例えば、アルコール中毒だった人の霊は大酒飲みに、シリアルキラーの霊はISISのような大量殺人者に憑依するだろう、とデメット氏。邪悪な霊は、自らの目的を代わりに果たさせるために、人間に憑依する。
また、15もの霊に憑かれ、鬱で苦しんでいた人もいたそうだ。耽溺(addict)する対象を持つ霊は、生きている人間を通じてそのことを表出するのである。
・祓うには心遣いが重要
デメット氏は、エクソシズムの実践において、憑依している霊に共感を覚えるという。
「どのような形であれ、攻撃は全く役に立ちません。恐怖と攻撃によって、悪は増殖するからです。霊を解放するのには、心遣いをもって行うのが一番です」
「大概は、耽溺している対象が得られなくなれば、霊は去っていきます」

近年、エクソシズムの需要は増している。しかし一方では、エクソシズムの実践そのものが、子どもや弱者への虐待となっているという批判も多い。
また、身体的、あるいは精神的な病気の症状を超自然的な現象だと捉えることは、適切な医療を受ける機会を奪ってしまいかねない。ヴァチカン公認の国際エクソシスト協会では、エクソシズムを受ける前に、必ず医師による診断を受けなければならないとされている。
References: Daily Star など / written by K.Y.K. / edited by parumo