暗い事件が続くけど、それでもまだアメリカには希望がある。アメリカ国内で起きたちょっと10のいい話
19世紀末のドイツの哲学者、フリードリヒ・ニーチェは著書『善悪の彼岸』にこんな言葉を残した。
怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ
深淵を覗き込むとき、深淵もまたお前を覗き込む
読む人にとって様々なとらえ方があるがここではこう解釈したい。
この「怪物」は何か?「悪」であるとしよう。悪と戦っているつもりが自分が悪になってしまう。正義を貫いたつもりが、その正義こそが悪となるのだ。
そして深淵は心の闇だ。憎悪や怨恨渦巻くネガティブな闇には人を惹きつける魔力がある。そこに魅入られてしまうと、自分に都合の良いものの見方しかできなくなってしまう。
人間は善と悪を表裏一体に兼ね備えている。相反するようで根源は一緒なのだ。悪いことばかり続いているように見えても、実際には良いことも起きている。
悪いニュースが増えているように見えるが、良いニュースだってもちろんあるわけだ。問題はそのどちらかに目を向けるかだ。
怪物(悪)も深淵(闇)も誰の心の中にもある。知らず知らずに感化され、引きずりこまれないよう、良い側面も平等に見ていくべきだと思うんだ。
ここではアメリカ国内で日常的に起きている良い話をお伝えしよう。
・1. 雪の日にできた友達
2~3ヶ月前、家まで一緒に行ってくれないかと老婦人に頼まれたんだ。凍った道で滑るのが怖いからって。僕たちは友達になって、今ではほとんど毎日、彼女の家まで一緒に歩いてるよ。
・2. 身を挺して同級生を守った少年

15歳のアンソニー・ボルゲスくんは、フロリダの高校での銃乱射事件の際に、自分の身体を使って教室の扉を押さえて、中にいた20人のクラスメイトを守った。しかし、その代償として、扉越しに5発の銃弾を浴びてしまったのだ。早くよくなりますように。(現在は回復の途上)image credit: h8ed-program/Reddit
・3. 自殺を思いとどまらせた警官

ある警官が、自殺しようとしていた青年に語りかけて、思いとどまらせた。8年後、2人の子の父親となった青年から、アメリカ自殺防止財団(AFSP)の賞がこの警官に手渡された。image credit: Bored Panda
・4. 芝刈りのボランティア

地域を回って、お年寄りや障害を持つ人、シングルマザーといった人たちのために、無料で庭の芝刈りをしているグループがある。うちのお祖母ちゃんのところにも来てくれたんだ。image credit: rolltideburr/Reddit
・5. 見知らぬ人にネクタイを結んであげるおじいさん

どちらも全く見知らぬ人同士だったのだけれど、ネクタイを上手く結べなくて困っているのを助けてあげていた。image credit: LyssaP/Imgur
・6. おばあちゃん大好き

僕は親を亡くして施設で育った。彼女は施設での僕の担当だったんだ。image credit: Faris-Hilton/Reddit
僕が成長して施設を出なければならなくなった時、彼女も40年間の務めを終えて引退しようとしていた。その時に僕を失いたくないと言ってくれたのさ。素晴らしかった。僕も彼女が大好きで、失いたくなかったんだもの。
・7. 小さな天使たち

子どもは偏見がない。思いのままに行動する。見知らぬ子同士でもすぐに仲良くなれるんだ。image credit: itsallhistory/Reddit
・8. 見て!立てるのよ!

ある看護師さんの元に、以前担当していた患者が訪ねて来た。その頃は、患者は下半身が麻痺していて動かせなかったのである。image credit: harlesm/Reddit
しかし、彼女をハグするために看護師さんが屈もうとしたところで、思わぬサプライズ。立って歩くことができるのよ!
・9. モスクの修理用に貯金を寄付した少年
親愛なるジャック
あなたはiPadを買うために貯金箱に20ドル(約2,200円)を貯めました。しかし、近所のイスラム教のモスクが破壊されたので、その20ドルを地元テキサスのモスクに寄付しました。あなたの驚くべき寛大さと優しさに対して、このiPadを贈ります。どうぞ楽しんでください。
アメリカン・ムスリム・コミュニティー
・10. 親身になってくれたウーバーのドライバー

具合が悪くなった時、ビニーの運転するウーバーで病院へ連れて行ってもらった。僕の家族はみんな国外に住んでいるので、ビニーはその後もずっと、僕の友達としていろいろと世話をしてくれたんだ。image credit: super_slide/Reddit
written by K.Y.K. / edited by parumo