天才テリー伊藤対談「畑中葉子」(1)平尾先生ともっとお話ししたかった (2/2ページ)
特に今年はデビュー40周年を迎えたものですから、昨年亡くなられた平尾昌晃先生への感謝の意を込めて、全曲、平尾先生の曲をカバーさせていただきました。「カナダからの手紙」は、今回ソロで歌わせてもらいました。
テリー (CDの資料を見ながら)わァ、伊東ゆかりさんの「恋のしずく」や、ドリフターズも歌った「ミヨちゃん」もあるよ。
畑中 「ミヨちゃん」は珍しく平尾先生が作詞もされているんですよ。「紅すずらんの伝説」では、森口博子ちゃんとデュエットして、すごくうれしかったです。彼女も平尾先生の歌謡教室出身で、デビューも同じプロダクションだったりして、何かと縁があるんです。
テリー 平尾さんと最後に会ったのは、いつだったんですか。
畑中 2015年の9月30日です。五反田の「ゆうぽうとホール」が閉館になる時、先生が「日劇ウエスタン・カーニバル」のメンバーとコンサートを開催したんです。それを歌謡教室の先輩や同期のみんなで観に行って、楽屋でご挨拶をしたのが最後でした。その時はいつもと変わらずお元気そうで、「やぁ、元気?」ってお声をかけてくださったんですけど‥‥。
テリー ちなみに、「カナダからの手紙」を平尾さんと最後に一緒に歌ったのは、いつなんですか?
畑中 もうずいぶん前になりますね。私が芸能界を休業して、復帰してからはご一緒する機会がありませんでしたから。
テリー あ、そうなんですか、それは意外だな。平尾さんって、畑中さんから見て、どんな方だったんですか?
畑中 先生が亡くなられたあと、「どういうお話をされていましたか」と聞かれる機会が多かったんですが、思い返してみると、先生とプライベートなお話をした記憶がまるでないんですよ。当時は楽屋も別でしたし、所属事務所も違っていたから行動も別々で‥‥もっといろいろなことをお話ししておけばよかった、と今さら後悔しているんです。