車が崖に転落。1週間行方不明となり、奇跡の生還をとげた女性のサバイバル物語(アメリカ) (3/5ページ)

image credit:facebook/Angela Hernandez
・サバイバル生活が始まる
それから数日の記憶は曖昧だ。自分以外に人がいないか探して、岩場をうろうろした。崖の向こうに通行する車が見えたので、大声で叫べば誰かが気づいてくれるのではと思った。私が家族の元に帰るにはそれしかなかった。
3日もすると、ジーパンのお尻のところはボロボロで、靴下は穴だらけになった。それから脱水症状も出始めていた。
車に戻って、何か使えるものがないか探す。落下で車から外れたらしい、25センチくらいの黒いホースがあった。
それまで行ったよりももっと南へ歩いてみると、ポタポタと音が聞こえた。見上げると、コケの大きな塊から雫が垂れていたのだった。それを丸めた手で受け止めて、舐めてみた。真水だ!
雫をホースにできるだけ溜めて、飲んだ。一時間はそうしていただろうか。毎日、これがお決まりの儀式となった。
まだ知らない高台がないか海辺を歩いては、肺の限りに『助けて』と叫び、崖の上から落ちてくる水を集める。岩場の最後の朝は特にいい朝だった。
・ついに人と遭遇。無事救助される。
目が覚めたとき、女性が一人海辺を歩いていた。夢かと思った。『助けてぇぇ!』と叫んでからぱっと起き上がり、彼女の方へ駆け寄った。
彼女は男性と一緒にいた。