エロス、スリル、猟奇…刺激的過ぎた昭和の「秘境探検マガジン」 (2/2ページ)

怪物は背の丈が人間の3倍以上もあり、《まぶたのない目をかっと見開き、唇のない口からは牙のような歯並びがむき出しになっていました。でも、そこには明らかに人間の表情がありました》と記されている。
この事件はアメリカ軍によって完全に極秘事項にされてしまったという。なるほど、だから追従する記事は存在しないというわけか。
1958年発行第16集に掲載された『白人から子種をもらう山猫族の女』と題された記事では、コンゴの奥地に住む原住民の不思議な風習を紹介している。

記事によればコンゴの山奥に《白人を見たら絶対に帰さない。彼らは、娘を白人と結婚させるために1カ月一緒の部屋に監禁しておく》…そんな部族があるらしい。
ある白人探検家がこの部族に監禁され、部族の娘と無理やり婚姻させられてしまったが、無事脱出するまでを手に汗握るスリリングなタッチで描かれている。この記事は《その後多くの探検家が向かったが、その誰もが『山猫族』の影すら発見することはできなかった。彼らの奇習は人類の全史を通じての怪奇といった方がいいかもしれない》と結ばれている。
とにもかくにも暑さでボ~ッとした頭にガツンと刺激になる雑誌であることは間違いない。古本屋でぜひ発掘していただき、脳内秘境探検してみてはいかかだろうか。