森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 億万長者が激増している (2/2ページ)

週刊実話

例えば、米国民主党の大統領候補選挙で、金持ち批判を繰り返したサンダース候補は、クリントン候補をギリギリまで追い詰めた。
 イギリスでは、コービンが労働党党首となり、次期首相候補だ。フランスでも、左翼党のメランションが支持を拡大している。ところが日本だけ、左派が消滅の危機に立つほど勢力を減らしているのだ。

 こうしたことが起きている一つの原因は、億万長者が存在感を消すのがうまいからだろう。日本の世帯数は、5340万だ。ということは、17世帯に1世帯は、HNWIだということになる。つまり、身の回りにHNWIがたくさんいるはずなのだ。ところが、読者はどれだけHNWIを知っているだろうか。
 日本のHNWIは、そっと息を殺している。そして、気づかないうちに庶民の所得を吸い取っていく。草むらに潜み、ヒトの血を吸うヒルのような存在が増えているのだ。

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