もしもこれが人生最後の食事になるとしたら?最後の晩餐、イギリス人が最後に食べたいメニュートップ10は?
食べる前から「これが今生で最後の食事」と分かってしまうような状況に陥るのは願い下げではあるのだけれども、もし万が一、そんな状況になってしまった場合、何を食べたい?
そんなアンケート調査がイギリスで行われた。
調査を行ったのは、人生の終わりをセルフ・プロデュースする、いわゆる「終活」をサポートするウェブサイト、"Wishlockr" だ。様々な年代から2千件以上の回答が集まった。
・イギリス人の求める「最後の食事」トップ10
まずは、イギリス人好みの「最後の食事」、総合トップ10を見ていこう。
10位:ラザニア
イタリアの名物料理だが、イギリスでも好んで食べられているそうだ。
9位:マクドナルド
8位:ケンタッキーフライドチキン
言わずと知れた、世界的に有名なファストフード。世界的チェーンといっても、お国柄にあわせたローカルメニューも様々あり(関連記事)、具体的にどんなものをイメージしているのかはちょっと気になるところ。

7位:カレー
6位:ピザ
5位:チャイニーズ・フード
外国から入ってきた料理としては、インド料理、中華料理、イタリア料理が人気なのだそうだ。「カレー粉」発祥の地でもあり、日本の「カレー」もインドからイギリス経由で入ってきている。

4位:フル・イングリッシュ・ブレックファスト
シリアル、果物またはオレンジジュースにはじまり、玉子、ベーコン、ソーセージ、トマトときのこのソテー、トーストにバター、そして紅茶のフルコース。ブラックプディング(血の入ったソーセージ)やベイクドビーンズ等が加わることも。

3位:フィッシュ&チップス
イギリス名物、白身魚のフライとフライドポテトの組み合わせ。塩胡椒、ビネガー、ケチャップなどを好みに応じてかける。屋台でうっかり注文すると、えっこれ3人前?って程の量を渡されることも。

2位:ポテトを添えたステーキ
記念の食事としては王道だね。付け合せはやっぱりポテトが人気らしい。

1位:ロースト・ディナー
「サンデーロースト」ともいう、日曜の昼食として伝統的なメニュー。肉は牛、豚、羊、鶏の他、七面鳥やガチョウ等になることも。ポテト、サヤインゲン、ニンジン、カブといった野菜を添え、グレイビイ・ソースをかけて。
回答者の一人、ノリッジに住む36歳のリチャードさんは、時々「最後の食事を選ぶとしたら」と考えを巡らせることがあるという。今回は「ロースト・ディナー」と回答した。
「母さんのつくるラム・チョップか、ロースト・ディナーか、あるいは、フィッシュ&チップスか、ステーキか…。決めるのは難しいよ」

・年代や地域性による違いも
総合的には伝統的な料理がトップに並ぶ結果となったが、回答者の年齢や性別、出身地という属性によって、また違う結果も出ているようだ。
性別で見ると、男性の1位は「ポテト添えステーキ」で、2位が「ロースト・ディナー」だ。女性は「ロースト・ディナー」が1位、2位には「チャイニーズ・フード」が着けている。
地域別では、スコットランドの選択が目立つ。「ロースト・ディナー」が1位なのは変わらないものの、伝統料理のハギス(刻んだ羊の内臓とオーツ麦、タマネギ、スパイス類を羊の胃袋に詰めて茹でたもの)と、ニープス&タティーズ(ハギスに添える、ルタバガというカブのような根菜をつぶしたものとポテト)が、5位以内に入っている。
25歳未満の若者では、ピザ、KFC、マクドナルドといったファストフードが上位に並ぶ。また、日本にはないが、"Nando's" というチェーンも顔を出している。チリソースに漬け込んだ鶏肉がメインとなる店のようだ。
また、55歳以上の人々の選択には、労働者階級の食べ物とされる「パイ&マッシュ」や、パブでの定番の「バンガーズ&マッシュ」(ソーセージとマッシュポテトにオニオンソースをかけたもの)が現れてくる。
それぞれが食べ慣れたものを選び、どちらにしても、あまり「ヘルシー」なメニューは好まれないようだ。
バンガーズ&マッシュ

・死をタブーにしないで
アンケートを企画した "Wishlockr" の創設者、カレン・ニコルソンさんは、「死ということに対して、健康的な態度を保つのが大切」だという。
「私たちは、人々にそれぞれの最後の願いについて考え、語ることを勧めています。例えばそれが、最後に食べたいのはフィッシュ&チップスかポテト添えステーキか、というような些細なことであったとしても」

そういえば、例えば横暴な王様に反抗した知恵者が、「処刑前の最後の晩餐」に「死んだ母ちゃんのつくったXXXXが食べたい」と言って、準備できないから処刑は中止、っていう民話とかは存在するのかな?寡聞にして聞いたことないけれど。
そして、みんなだったら何を食べたい?
References: Mirror / Daily Mail / Wikipedia など / written by K.Y.K. / edited by parumo