上空から人々を監視するハト型のスパイドローンが既に中国で飛行している件に関して
まるでディストピア系SF映画からアイデアを借りたかのようだ。
中国政府は人民を監視する方法を発展させてきた歴史があるが、最新の監視システムは、ハトに偽装したドローンなのだそうだ。
平和の象徴とされるハトが人々を監視するスパイになってしまうのだ。もはや無邪気にバードウォッチングなどできる時代ではなくなってきた。
・ハトが飛ぶのと同じ高度でハトのように動くスパイドローン
この鳥に偽装されたスパイドローンは非常にクレバーなシステムである。
ドローンは普通のハトと同じくらいの高度を飛行可能で、本物のように羽ばたくことすらできる。
既に中国国内30の機関、5州以上でこのハト型ドローンを投入したらしい。

・すでに新疆ウイグル自治区でウイグル人を監視している
コードネーム「鳩」計画を進めたのは西北工業大学のヤン・ウェンチン准教授である。ヤン氏によれば、ドローンはまだ小規模でしか運用されていないが、中国共産党は近い将来、上空をこれで埋め尽くすよう計画しているという。

image credit:scmp
技術的ポテンシャルは大規模運用できるほどに高く、軍や民間セクターがドローンに求める需要を満たすだけのユニークな利点があるという。
すでに新疆ウイグル自治区で共産党に不満を持つウイグル人を監視するために利用されている。平和のシンボルであるはずのハトが、歓迎されざる支配のシンボルとして採用されているのだから皮肉が利いている。

・ディストピア世界のはじまり
中国流のディストピア的SF世界へ向けた動きの事例として一笑に付すのは簡単だ。だが、この事実を知った今、今度外出したときに、あれは本当に鳥だろうかと疑念を抱かずにはいられないだろう。
中国がこの戦略を推し進めるのならば、おそらく他国もそれに追従することだろう。
どこに機械のスパイが潜んでいるか分かったものではない。
あの便利なスマートスピーカーは、本当に家電のオンオフと天気とニュースを告げるだけなのだろうか?スマホはどうだろう?
秘密を隠しておきたければ、自分自身からすらも隠さねばならない。それがそこにある間はこのことを忘れてはいけない。秘密を意識することすら許されないのだ。さもなければ、あなたの秘密は知れてしまうだろう。
文明を享受した生活にはそれ相応のリスクが伴っているということを忘れてはならない。
References:scmp/ written by hiroching / edited by parumo