あの“鉄人”も願っている!春夏通算100勝と4度目の優勝を目指す龍谷大平安 (2/2ページ)
制球力に自信のあるエース・岩井喜治(明大ー日立製作所)で勝ち進んだ。岩井は準決勝までの4試合中3試合を完封し、決勝戦へ。決勝戦の相手が宿敵とも言える県岐阜商だった。これまでに決勝戦で2度対戦し、1勝1敗。決着をつけるこの試合は2‐2で迎えた6回裏に平安が勝ち越しの1点を奪取。これを岩井が守り切り、ライバルを倒しての3度目の夏全国制覇を達成したのである。
これ以降、夏の甲子園での平安は97年第79回大会で剛腕サウスポー・川口知哉(元・オリックス)を擁しての準優勝があるものの、優勝には手が届いていない。
実は今年4月に亡くなった“鉄人”衣笠祥雄(元・広島東洋)は同校では捕手で4番を打ち、64年には甲子園春夏連続ベスト8入りに貢献した偉大なOBだ。きっと天国から母校の甲子園通算100勝と夏4度目の全国制覇を願っているに違いない。
(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=