痴漢冤罪で「人生崩壊」!イザ巻き込まれたときへの準備と心構えとは (2/2ページ)
否認し続けていると、真犯人が見つからない限り、釈放されず、拘留されることになる。
逮捕の効力は最大で72時間なので、警察署に連行されてしまった以上は、まずは2泊3日の留置場生活を覚悟する必要がある。
72時間たった後の拘留は、検察官が請求し、裁判官が決定する。容疑を否認している事件では、検察官は「釈放したら証拠を隠滅したり逃走したりする可能性が高い」として、被疑者の勾留を請求するのが一般的だ。裁判所も勾留の決定を容易に認める傾向にある。裁判官が出す勾留の決定は、まず10日間。必要があれば、その期間をさらに10日間延長することができる。よって、捜査段階の勾留は最大で20日間続くことになる。
その間の厳しい取り調べを乗り切るにはまず、弁護士を選任し、留置場から出るためにすべきことを相談するのが第一だ。
痴漢冤罪に巻き込まれないための方策については、弁護士によっても意見が異なる。前出の弁護士の意見はこうだ。
「万が一、疑われたときは、焦らずに、自分はやっていないことを主張し、同行を求められても『やっていないから同行する必要もない』と断り、後日警察から連絡があれば、弁護士を伴って出頭するのが賢明でしょう」
被害者女性が男性を捕まえたのが、車内ではなく、電車から降りたホーム上ということもしばしばある。そのような場合、男性から連絡をもらった弁護士が駆け付け、警察官に対して現行犯逮捕の要件を満たしてないことを伝えて、男性の身柄拘束を防いだというケースもあるという。
備えあれば憂いなし。すぐに連絡が取れそうな弁護士事務所の電話番号を、スマホのアドレス帳に入れておくのが賢明だ。
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amadank / PIXTA(ピクスタ)