「野球漫画喫茶どっきりホームラン」9/1オープン:杉作J太狼XE「美しさ勉強講座」連載81 (2/4ページ)
ワイズ出版から出た『無頼平野』特集書籍製作の折には志願して聞き手を務めさせていただいた。高品さんは東映大泉の撮影所で石井輝男さんを何度かお見掛けしていて、もしかしたら出演もされていたのかもしれないが当時はそれほど大きな役でもなく、ついにちゃんとした役で石井輝男さんの映画に出られたので嬉しかった、とおっしゃっておられた。『無頼平野』の高品さんは悪玉・南原宏治の雇ったスゴ腕の用心棒。カミソリの刃を二枚同時使用して相手の顔面などを切り刻んで「外科医も縫えない」傷を負わせる。『無頼平野』は脚本も石井さん。
橋本さん、永島さん、高品さん、皆それぞれ見た目が漫画の絵にそっくりだったのだが高品さんはとくに似ていた。頑張っておられた。若者たちに負けじと頑張ったのが内野手、殿馬一人役の川谷拓三である。顔と年齢は似てないのだが(当時、川谷さんは35歳だった)川に飛び込んだり蹴られて殴られてひっくり返っても平気な死に役、やられ役で売り出してトップスターになった直後であり(主演の東映映画『河内のオッサンの唄』が公開になったあと)イメージ的にはアクロバティックな動きが売りの殿馬とダブる部分はあった。が、やはり年齢、役のウェイト的にはおおいに驚いた。
この『ドカベン』、全国の東映直営ならびに東映系列映画館でゴールデンウイークに三本立てで封切られた。同時上映は渡瀬恒彦主演の特撮映画『恐竜怪鳥の伝説』とセミドキュメントの短編映画『池沢さとしと世界のスーパーカー』だった。
野球、恐竜、スーパーカー。川谷拓三と渡瀬恒彦と池沢さとし。いい流れである。もっともらしいことを誰も彼もが口にする昨今。もっともらしいことを誰も彼もが口にして、なんかたのしいか? こんな世の中に誰がした、である。
てなわけで夢よもう一度。
フリーダムな発想とド根性と不屈の闘志。野球漫画のあれやこれやをズラリ揃えた漫画喫茶が九月一日にオープンする。場所は松山市本町1-1-1南海放送二階特設会場。その店長が私。『黒い秘密兵器』や『ちかいの魔球』、『おれとカネやん』、『侍ジャイアンツ』の井上コオ先生が描いた『新巨人の星』まで、シリアスからギャグまでいろんな野球漫画を揃えてお待ちしています。結局宣伝かよと言えばそれまでだが、とにかく私は言いたい。