「夏の甲子園第42回大会」“史上最強”の呼び声が今も高い法政二高の激闘 (2/2ページ)
準決勝も鹿島(佐賀)相手に6‐0。この試合も序盤、中盤、終盤に得点し、守っては先発の加地とリリーフの柴田が相手打線をわずか3安打に封じた。2試合連続の完勝だった。
決勝戦の相手は静岡。エース・石田勝広(早大)を中心とした守りのチームだった。試合は中盤まで0‐0で展開したが、5回表に2本の長短打で法政二が1点を先制すると、6回表にも3本の長短打を集中させて2得点。守っては柴田が外角にキレのいい速球を決めるなどして相手に三塁を踏ませなかった。結局、3安打完封で3‐0。法政二は初戦の3失点以外はすべて完封と圧倒的な強さで、神奈川県勢としては49年第31回大会の湘南以来の全国制覇を成し遂げたのである。にもかかわらず、このチームは2年生主体のまだ若いチームでもあった。この翌年さらにチーム力をアップさせ、春優勝、夏ベスト4。甲子園の主役、絶対的王者として君臨することとなるのである。
(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=