『核の傘』日米原子力協定が「こっそり自動延長」された将来のリスクとは (2/2ページ)
プルトニウムは核兵器の原料となるのだが、日本は例外的に非核保有国で唯一、プルトニウムの保有が認められている。
日本は従来から、保有しているプルトニウムはあくまで原発の燃料であると説明している。これはいわゆる「核燃料サイクル」のことだ。しかし、核燃料サイクルの中核だった高速増殖炉「もんじゅ」の失敗については全世界が知っており、日本のプルトニウムに再び注目が集まっている。
これ以上プルトニウムを増やさないようにするには、使用済み核燃料の再処理を止めればよい。しかし、そうすると今度は使用済み核燃料、すなわち核のゴミをどうするのかという難題にぶち当たる。
政府が無計画なままに原子力政策を推し進めてきたツケは子や孫の世代に押し付けられていくのである。
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Graphs / PIXTA(ピクスタ)