ネパールの葬儀慣習と出稼ぎ事情について調べてみた (2/2ページ)
歌や踊りの禁止など、その他にも様々なタブーがあり、地域によって風習に差はあるようだが、このような生活を13日間続けると言う。そして、輪廻転生を願うヒンドゥー教徒に、お墓を持つ習慣はない。
「13日間の儀式」と知って、私は初めて合点がいった。職場の彼が、なぜ2週間以上も休みを取ったのかを。忌引休暇後、坊主頭で出社し、社員食堂でのメニュー選びに苦心していた理由を。
■ネパールの今
現在、ネパールはアジア最貧国であり、成人の識字率は50%程だ。また、未だに身分カーストも存在している。近年、日本における外国人労働者のうち、ネパール人が急増しているが、それはやはり、国内に産業がないからだ。いわゆる「出稼ぎ」であるが、彼らに悲壮感は感じられない。仲間と助け合いながら日本で稼ぎ、ネパールに家を建てることに満足している彼らは、日本人より充実しているようにさえ見える。そして彼らは、今日もまた笑顔で職場へと向かうのである。