テレ朝版『ハゲタカ』の映画化が“ほぼ確実”なある理由
綾野剛(36)が主役の鷲津を演じるドラマ『ハゲタカ』はついに第二章が完結した。「男ながらに惚れる」、「綾野剛はいろんな役ができてすごい」と綾野の演技を絶賛するコメントがツイッター上に踊っていた、8月23日放送の内容を振り返ってみよう。
「ファインTD」の滝本(高嶋政伸/51)は「サムライファンド」の鷲津に10億円を用意し、「あけぼの」へのTOB(株式公開買いつけ)をやめるように懇願したが、これを鷲津は断る。滝本はメディアに金をばらまき、鷲津のネガティブキャンペーンに打って出た。これを逆手に取った鷲津はテレビに出演し、「ファインTD」の裏にはアメリカの軍需産業ファンド「プラザ・グループ」の存在があることを告白する。しかしその後、「プラザ・グループ」が「あけぼの」のTOBを申し出ることになり……。
この放送回には、鷲津のかっこよさがギュッと詰まっていた。滝本に10億円を積まれてもピクリとも動かず、メディアにファインTDは売国奴だと激白して形勢逆転。しまいには総理大臣の望月(角野卓造/70)まで脅迫するという、鷲津のクールさと男らしさに心打たれた。次週からは新章に突入し、鷲津たちが生きる時代も2018年の現代に追いつくが、ここでファンとしては一つ期待してしまうことがある。それがこのドラマの映画化だ。
■『ハゲタカ』の映画化は、最初から決まっていた!?
というのも、第3章からは『ハゲタカ』の原作者、真山仁氏がこのドラマのために書き下ろしたオリジナルストーリーとなるのだ。過去に大森南朋(46)の主演で大ヒットした『ハゲタカ』(NHK)も映画化しているが、この作品はあくまで小説原作だった。放送回こそあと数回残されているが、次回から独自のテレ朝版『ハゲタカ』が始まるということを考えると、最終回までに話が終わらず劇場版に広がる可能性は十分にある。
さらに映画化を期待してしまう要素がもう一つ。このドラマの監督が『相棒』シリーズに長年携わり、映画版『相棒』でも監督を務めている和泉聖治(71)なのだ。テレ朝を代表する人気シリーズを手掛け、劇場版もヒットさせている和泉が担当している時点で、『ハゲタカ』は映画化を見据えた作品だったのでは、と考えてしまう。最近は長澤まさみ(31)主演の『コンフィデンスマン.JP』(フジテレビ系)が、ドラマ放送中に映画化を発表し話題になった。ヒット作が映画化しやすいこのご時世、『ハゲタカ』も例外じゃないはずだ。
もちろんこの話は臆測の域を出ないが、20年にもわたる鷲津たちの壮絶なドラマは重厚で熱量も半端なく、映画化可能なクオリティであることは間違いない。いずれにせよ新章も見逃せなくなりそうだ。(ドラマライター・半澤則吉)