37年越しの殺人事件の謎がFacebookで解明。兄とその恋人を殺害した犯人を発見するまでの軌跡(イギリス) (3/4ページ)

カラパイア



 サイラスの二人の息子、ラッセルとヴィンスはこの30年間、父親がクリスとペタをグアテマラで殺害したのを目撃したと警察に訴え続けていたのだ。ラッセルとヴィンスは事件当時同じ船に乗っていたという。

 彼らはアメリカの警察だけでなく、スコットランドヤードやFBI、インターポールにまで通知したが、誰も取り合ってくれなかったという。

 だがようやく、事件は動く。

 2015年、ラッセルとヴィンスがアメリカ・サクラメント警察に、失踪したサイラスの3番目の妻はサイラスが殺害したという事実を明かし、この事件の調査が再開された。

 このタイミングでペニーさんがイギリス警察を通してサクラメント警察に連絡したことで、グアテマラでの殺人事件も進展する。

 事件に関するラッセルとヴィンスの目撃調書もペニーさんと母親らの元に届いた。

 Facebookでサイラスを発見してから6ヶ月後の2016年3月、ペニーさんと母親らはようやく事件の真相を知ることができたのだ。


・調書で分かった事件の残虐性

 目撃調書によると、ペニーさんの兄は酷い状況で甲板に縛られ、ペタさんは下の船室で暴行されていた。その後二人は殺害され、おもりを付けられ海に投げ捨てられた。

 クリスさんは頭蓋骨を含め複数の骨折を負った状態であったが、最後までペタさんを安心させようと声を掛けていたという。

 また、ラッセルによれば、サイラスはクリスさんとペタさんを殺害した後、自らの息子達に対し、これを秘密にしないと殺すと脅したという。


・事件の終わりはあまりにもあっけなく...

 実はFacebookでサイラスが発見されたのは偶然だった。

 サイラスは数年前よりカリフォルニア州の老人ホームで暮らしており、友達がいないことを愚痴っていたために介護士にFacebookアカウントを作ってもらっていたのだ。

 だがこの偶然のおかげでペニーさんはサイラスとその家族を見つけ、長年暗闇の中にあった事件に日の光を当てることができた。
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