『透明なゆりかご』水川あさみ「妊婦の不安と焦燥」を熱演 (2/2ページ)
これは、幼少期から“注意欠陥多動性障害”という病気で悩んできたアオイだからこそ、たどりついた答えだったのではないか。
自分ではどうにもならない体調と、そのために仕事をセーブし、また復帰できるのかという不安を抱えることは、働く妊婦が感じるストレスだ。それを支えられるのは、家族や周囲の人たちしかいない。子どもは一人では産めない。育てるのにも誰かの協力が必要だ。妊娠は病気ではないが、妊娠による体調不良は「病気と同じもの」と認識すれば、自然と妊婦を気遣える世の中になるだろう。
病気で具合が悪い人に手を差し伸べることができるのならば、つわりなどで苦しむ妊婦にもその手を差し伸べてほしい。そんな優しさのある社会になれば、それは妊婦の支えになる。女性だけでなく、男性にもぜひ見てほしいドラマだ。
※画像はNHK『透明なゆりかご』番組公式サイトより