見栄えとリアクションがいいからか、テレビ番組で紹介されることが多い激辛食品。だからと言うわけではないだろうが、芸能界でも辛いモノ好きを公言する女性タレントが多い。一般人からは想像もつかない、彼女たちの激辛ライフを紹介しよう。

　２０１６年１月放送の情報番組『ヒルナンデス！』（日本テレビ系）の“激辛道場破り”という企画で、すさまじい激辛耐性を見せつけたのが、ママタレとして活躍している小倉優子だ。１軒目に訪れた洋食店で、“激辛煮込みハンバーグ”に挑戦したところ、同行した同局の水ト麻美アナウンサーが“１辛”でノックアウトされる中、小倉は一番辛いという“１１辛”をぺロリと平らげてしまった。続いて訪れたラーメン店では、激辛マニアの間で完食が難しいといわれている“宇宙一辛い味噌ラーメン”の“１０辛”に挑戦。その辛さにはさすがの小倉も耐えられなかったようで、ひと口食べるや「から～い！」と悲鳴を上げ、戦意を喪失していた。

　辛党といえば、元ＳＫＥ４８の松井玲奈も忘れてはならない。テレビ番組の密着取材で、辛い鍋で有名な飲食店へ元ＡＫＢ４８の木崎ゆりあらと訪れた際には、店員に「（辛さが最高ランクの）１０番より上があるって聞いたんですけど？」と積極的に尋ねるほどのこだわりを見せた。それに対し、同行者はメニューを見て「１０番が一番最後（の辛さ）ですけど！　これ火を噴いてますよ！」と驚きの声を上げたが、松井はメニューに載っていない１２番の辛さで鍋を特注。すると、木崎らがモヤシ１本を口にしてギブアップする中、松井はうれしそうに目を輝かせながら、激辛鍋を堪能して同行者たちを驚かせていた。

■横澤夏子は“ニセ激辛好き”だった!?

　料理を激辛にするため、タバスコを携帯しているというのが、女優の伊藤沙莉。１７年７月放送の『沸騰ワード１０』（日本テレビ系）では、サバの定食や本マグロの海鮮丼に“マイタバスコ”を大量にかけて食べる様子がＶＴＲで紹介された。さらに、番組では伊藤が自身の夢だったという、チョコフォンデュならぬ“タバスコフォンデュ”に挑戦。ファウンテンに大量のタバスコが注がれると、伊藤は歓喜しながら、タバスコで真っ赤に染まったカステラなどの食材を次々に口にしていた。

　そんな３人とは違い、テレビ番組で辛党キャラがウソだとバレてしまったのが、お笑いタレントの横澤夏子。１７年３月放送の『ナカイの窓』（日本テレビ系）に横澤は“辛党女子”として登場。「タイ料理の辛さが好きで、ラーメンにもコショウをバンバン入れる」「甘いものを食べても、辛いもので終わらせたい」と辛党ぶりをアピールしたが、激辛調味料の“デスソース”をつけた食パンを口にすると、「ゴホッ、ゴホッ」とむせ返ってしまった。

　さらに特製激辛ラーメンが登場すると、横澤は食べる前から明らかにつらそうな表情を浮かべ、お笑いタレントの陣内智則から「嘘ついてテレビ出たのか？」「ビジネス辛党だから」とツッコまれる始末。そんな横澤は思い切ってラーメンを口に運んだのだが、麺をひと口すすっただけで泣き出してしまい、司会の中居正広らに爆笑されていた。

　一般的に激辛には“慣れ”があり、一度、慣れるとどんどんエスカレートしてしまうものらしい。彼女たちがどこまで激辛道を突き詰めていくのか、これからも見守っていきたい。