え?これが機内だと!?外の景色を丸ごと堪能できる未来の飛行機の姿(イギリス)
空の景色が見たくって窓側を予約しようとしたら席がない!と嘆く人も、この飛行機なら大丈夫。どこからでも美しいパノラマビューを満喫できそうだ。
すごい開放的!もはや全てが窓って感じで大丈夫なの?と思いきや、実はこの飛行機、空が映ってる部分は全部ディスプレイやスクリーンに映し出されたもので、本物の窓は一つも無いのだ。
実際の外の景色を機内に投影するバーチャルウインドウが、未来の飛行機の姿となる日が来るのかもしれない。
Aerospace Windowless Aircraft - The Future Inspired by CPI
・未来の飛行機には窓が無い…かも!?
これはイギリスの技術研究企業CPIによる近未来の飛行機のコンセプト映像で、通路・窓際の区別なくあらゆるお客に広大な空の眺めを提供するという。
機内の有機ELスクリーンが機外のカメラがとらえた景色を映し出す。その眺めに飽きれば別の風景に切り替えたり、個人用ディスプレイにもできる。

その開発がさらに少し進み、より高度な製品が出回る頃には、こちらの飛行機も現実のものになるという。
広いスクリーンでお外を見せてくれる窓無し飛行機。ちょっと妙な気もするが、こうした着想は数年前からあり、以下のような発想に基づいている。
・コストも削減や新しい設計につながる実現可能なアイデア
燃料コストの削減や、新しい超音速航空機の開発が進めば、窓の代わりにスクリーンが並ぶ機体が誕生して、空の旅に革命を起こすかもしれない。

この飛行機はそんな将来を思い描いてデザインされた機体の一つで、窓が無い閉塞感を補うためか、客室内に外の眺めや映画などが投影される。

イギリスのデザイン会社Technicon Designは「窓を取り除けば機体が軽くなり、燃料やメンテナンス費が削減でき、設計者にとっては美しく見事な内装のデザインの機会が巡ってくることになる」と述べている。
さらに「柔軟性があるディスプレイなどはすでに可能で、それをつき詰めるとこうしたアイデアにつながる」という声もあった。

燃料費が抑えられれば、CO2の排出量も削減される。また長い目で見れば航空会社と利用客それぞれにとってもコスト削減になるかもしれない。
・あと10年ほどで実現か。デザインから感じる課題や疑念も
この飛行機はウルトラリッチな富裕層を想定して考えられそうだが、世界初の商業用「窓無し飛行機」の計画はすでに進行中で、このコンセプトが採用されるのも時間の問題になっているらしい。
一方、開発面を加味すると10年前後で実現できそうだという見方もある。

ただし、いくつかの懸念もある。たとえば、機内の天井にある長いスクリーンに明るい空が映れば、その光で不快になる乗客もいるかもしれないし、その空の映像は本物なのか?と疑う人も出てきそうだ。
んー、もし光うんぬんの部分が解決しても、直接外が見えない飛行機は落ち着かない気がしないでもない。みんなはどう思う?
References:higherperspectivesなど /written by D/ edited by parumo