商店街の空き店舗に泊まる! 東大阪・布施の土地活用「まちごとホテル」 (2/3ページ)

Jタウンネット

地域にある空き家を宿泊施設として再生利用し、街ごとホテル化するというプロジェクトは、その過程で生まれました」

「昨年9月に開業した大阪市此花区の『SEKAI HOTEL西九条』は、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に向かう乗換駅の近くにあります。いわゆる長屋形式の住宅が多く、再建が難しい場所もあり、大手のデベロッパーさんも手を出しにくいロケーションでした。ここで問題となっていた空き家問題を解決し、地域活性化を目指すために発想したのが、街ごとホテル化するというプロジェクトです」

現在、「SEKAI HOTEL西九条」は、稼働率は75%前後で、宿泊客の半数が訪日外国人だという。もちろんUSJに近いという地の利の良さと、昨今のインバウンドブームが追い風となったことは言うまでもない。古い長屋住宅の空家問題は解決し、近隣の飲食店、商店、銭湯などにも波及効果をもたらしたようだ。

SEKAI HOTEL布施の個室(クジラ株式会社PRリリースより)
SEKAI HOTEL布施の個室(クジラ株式会社PRリリースより)

「東大阪市の布施の場合は、商店街の店主たちの高齢化が問題でした。後継者もなかなか見つからず、若者層の流入も期待できないといった不安もありました。1年ほど前から商店会の皆様と協議を重ね、西九条でのノウハウや実績を生かす形で実現したのが、今回の布施のプロジェクトです」と担当者。

改築のデザインコンセプトは「工場に泊まる」。日本を代表するモノづくりの街、東大阪エリアの町工場にインスパイアされ、施設はインダストリアルモダンなデザインにしたという。また地元メーカーと、照明器具や家具などのインテリアを共同開発した。これらのインテリアは、カフェを併設するフロントにて実際に購入することもできるとのこと。

同じ商店街のエリアに、来年3月までにさらに簡易宿所4軒が出店される予定。いずれ20軒ほどに増やしたいという。

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