人類は火星で生き残れるのか?最大の難関は宇宙放射線。そのリスクは未知数(世界研究) (2/3ページ)

カラパイア



iStock-183995910_e


・火星への有人飛行における人体への影響は未知数

 人類が到達しようとしている火星という惑星は地球とは違い、磁場を持たない惑星だ。磁場や大気によって放射線から守られている地球上の人間とは違い、火星へと旅立った人間が受ける放射線量は数百倍ともいわれている。

 仮に火星に人類が降り立ったとして、その放射線量はISSで働いている人々の数十倍の量となるだろう。

 最近ではジョージタウン大学メディカルセンターのマウス実験により、宇宙放射線が胃腸組織を損傷させる可能性が示唆された。

 長期の宇宙飛行により、宇宙飛行士が胃や結腸に腫瘍を発症する確率が上がるということだ。

 月までといった短距離で短時間ならそこまでリスクは上がらないかもしれないが、火星やもっと遠い惑星となると話は別だ。長期間宇宙放射線にさらされることとなる。

iStock-924710846_e


・宇宙放射線問題の解決が火星移住への糸口に

 「現在のリスクマネジメントモデルは宇宙線に対する人体への生物学的影響を調べ続ける事で格段に精度を向上させることが出来るでしょう。しかし放射線用の防護服や薬を作ったところで、それは抜本的解決になるとは言えません」とNASAは発表している。

 NASAは現在、宇宙飛行士を守るための飛行船技術の向上とモニタリングシステムを開発中だが、宇宙放射線というやっかいな物の影響が未知数の為、その作業は難航しているという。

 これまでの研究から長期間宇宙で過ごした宇宙飛行士の脳に変化が起きることが判明している。
「人類は火星で生き残れるのか?最大の難関は宇宙放射線。そのリスクは未知数(世界研究)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る