「◯◯と言ってる人がいるけど」という言い回し:ロマン優光連載119 (2/4ページ)
それに加えて、発言主が右だとか左だとかフェミニストだとかオタクだとかサブカルだとか特定の属性を持つ人間であるという要素が加味されると、その属性が嫌いな人たちが飛び付いてきてはしゃぎながら叩きだすという光景が生まれるわけです。
単純にバズりたいという理由ではなく、ある界隈を叩くことで特定の界隈でもてはやされたいという気持ちもあったりもするのでしょう。敵対するような界隈が互いに相手サイドの低レベルな意見や頭がおかしいレベルの意見を見つけてきては、それが敵対する界隈全体の意見であるかのように言いながら叩いている光景はよく見られるものです。こういうのが悪質になってくると、「こう思ってるに違いない」「こう言ってるに違いない」という想像でしかないようなことを、そういう人物が実在しているかのように語りだしたり、実在の人物がそう言っているかのように語りだします。嘘だとわかっててやってるのか、本気で自分の妄想を信じているのかわかりませんが、こういうタイプの人は思想とか趣味とか関係なく、どこの界隈にもいるんですよね。
少し違うけれど、今『新潮45』を叩いているリベラルの人たち全てが都民ファースト旋風の時に反安倍の見地から小池を批判せずに「百合子いいぞ! アベを倒せ!」と無責任に盛り上がっていたという内容のツイートが4,700くらいRTされていたんですよね。当時『新潮45』だけが反小池の論陣をはっていたけど、今『新潮45』を批判している全てのリベラル・左派たちは市場関係者の声を無視して、安倍にダメージがあったのを喜んでいたという話なのですが、実際、小池の躍進で喜んでいたリベラルなんてほとんどいなかったんではないでしょうか?
私の見てる範囲だと、今回『新潮45』に批判的な人たちは当時から安倍もヤバイが小池もヤバいと言っていた人が多かったし、小池に批判的な人が多かったと思います。それが全てとはいいませんが、少なくとも『新潮45』の杉田論文を批判しているリベラルの人が小池批判をしていなかったというのは確実に事実ではないですね。