心配しすぎるビジネスパーソンのための 「人に振り回されない禅の習慣」 (2/2ページ)
つまり心配性の人たちは、96%もの無駄な心配事に時間を費やしてしまっていることになります。
一度しかない大切な人生を、ほとんど起きない心配事に費やすなんてもったいないこと。心配事を消すために、松原さんは次のような方法を提案しています。
1.朝起きたとき、鏡に向かって「主人公!」と呼びかける―→「主人公」というのは実は禅語で、中国唐代の禅僧である瑞巌(ずいがん)和尚という方が、毎日自分に向かって「おい、主人公!」と呼びかけていたことからきているそうです。なぜそんなことをするかというと、人は簡単に自分を見失ってしまうから。もし、人の目ばかり気にして、本来の自分を出せないでいるという自覚がある人は、試してみてはどうでしょうか。
2.歩くときは「歩くこと」に意識を集中する―→禅では経行(きんひん)と呼ばれている「歩く瞑想」。基本は、歩行中の足に意識を集中すること。地面を蹴り上げてから着地するまで、右、左、右、左、全精神をその一歩に集中して歩きます。「歩くこと」に意識を集中することで、しだいに心が整い、心配事が想像より大したことではないことに気づけるのです。
3.忙しく不安なときほど、「世界一簡単な坐禅」をする―→松原さんは深呼吸こそ、「世界一簡単な坐禅」だといいます。鼻から吸って、鼻から吐き出す。ゆっくり15秒くらいかけて一回の呼吸をしてください。これだけでいいのです。忙しいときは深呼吸の際、周囲の音を意識してみる。すると、外を走る車の音、自分の呼吸の音、小鳥のさえずりなど、さまざまな音に気づけます。深呼吸を習慣にすると、もし不安な気持ちになっても、自分で自分の心をコントロールできるようになるそうです。
松原さんは、ご自身も「心配性だった」そうです。でも、これらの禅的習慣を繰り返していくなかで、しだいに自分で自分の心をコントロールできるようになったといいます。
紹介する教えには、グーグル社員が実践するマインドフルネスの要素を逆輸入したものも。ビジネスの現場で実践できますので、ご自身が心配性だと自覚されている方は、生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

(新刊JP編集部)