秋津壽男“どっち?”の健康学「水分補給は「冷水」か「常温水」どっち?内臓を活性化させ老廃物などを多く排出」 (2/2ページ)

アサ芸プラス

不整脈を起こしたり、心房細動を患っている人は発作が起きやすくなります。何より胃腸の動きも鈍ります。高齢者の場合はキンキンに冷えた水は極力、避けてください。

 さて、水を用いた有効的なダイエット方法が存在するのをご存じでしょうか。人間は1日当たり平均2000キロカロリーの摂取を必要としますが、このうちの6割ほどを食事で摂り、残りの4割を水でごまかすのです。ごはんやパンなどの炭水化物には糖分が含まれており、摂取した分だけ糖質も増えますが、これを水でカバーすると余分な栄養素を摂らずに済むわけです。いわゆる「水ダイエット」ですが、トイレの回数が増えるので老廃物を多く出せますし、代謝が高まって肌にも効果的です。

 体には尿2リットル分の老廃物がありますが、2リットルの水を飲めば老廃物が出せるとも言われています。常温の水を糖分の代わりに摂るのも一つの手です。

 汗をかいたあともそうですが、朝起きた際に摂取してほしいのが「白湯」です。お湯は前述のような副作用がなく、逆に胃を活性化させて消化能力を高めてくれます。腸が上手に働き始めるため便秘の解消にも役立ちます。腸が弱くて下痢をしやすい人でも、刺激となりません。血液の循環をよくして動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞を予防する効果もあるのです。塩素が心配な方は、沸騰させれば塩素は飛ぶため、水道水を沸かして冷ませばOKです。

■プロフィール 秋津壽男(あきつ・としお) 1954年和歌山県生まれ。大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をして和歌山県立医科大学医学部に入学。卒業後、循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコーなどを学ぶ。その後、品川区戸越に秋津医院を開業。

「秋津壽男“どっち?”の健康学「水分補給は「冷水」か「常温水」どっち?内臓を活性化させ老廃物などを多く排出」」のページです。デイリーニュースオンラインは、“どっち?”の健康学秋津壽男白湯ダイエットカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る