家にクマが侵入!小型犬が体を張って外におびき出そうと奮闘。自分の命と引き換えに家族の命を救う(アメリカ)
犬は、愛する家族の為なら、その命を投げ出すこともいとわない。
報道されようがされまいが、家族を窮地から救おうと必死に奮闘している犬が、今この瞬間にどこかに存在しているはずだ。犬の数だけハートフルな物語は存在するのだから。
最近アメリカで、自分の命と引き換えに大切な家族の命を救った犬のニュースが報道された多くの人々の涙を誘っている。
先月初め、ノースカロライナ州の民家に野生のクマが侵入した。家族が死を覚悟したその時、愛犬ピクルスがクマを外におびき出そうと、たった2kgしかないその小さな体をクマの前に投げ出し、家族を守り抜いたのだ。
Woman says dog saved family after bear broke into her house
・突然家にクマが侵入。凍りついた家族
ノースカロライナ州のブラックマウンテンで暮らすメリルさん一家の家に、突然クマが侵入した。
自宅に押し入ったクマの姿を間近で見てしまったティファニーさんはその時の恐怖が今も忘れられないという。
前触れもなく凍りついた瞬間。あまりのことに呆然とし、こう思った。
「もうダメだ。私はここで終わるのね」
そしてすぐさま別の部屋にいる子どもたちに叫んだ。
「自分の部屋のドアを閉めて!早く!クマが家に入ったの!!」
・クマを外におびき出したピクルス。それが最期の姿に
するとその叫び声で異常を察知したのか、瞬時にピクルスが現れた。
小柄で巻き毛の愛らしい犬だったピクルス

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「ピクルスはすぐ吠え始めて、クマの注意を引きながら外に出て行きました。彼は私たちの命を救ったんです」
ピクルスは大きなクマをものともせずに立ち向かい、おびえる家族から遠ざけようと懸命に吠えていた。
だが悲しいことにそれがピクルスの最期の姿だった。
彼はクマにそのまま命を奪われてしまった。
・小さくても立派なボディーガードだったピクルス
「何もできませんでした。ピクルスに助けてもらったのに、私たちはピクルスを助けることができなかったのです..あの時、外に出てクマの背中に飛びかかっていけば、と後悔してもしきれません」
愛犬に守られた一家は深い悲しみに落ち込んだ。そして今は大好きなピクルスを偲ぶため、楽しい思い出を振り返りながら涙ぐんでいる。

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「ピクルスはいつも私と一緒でした。夜更かししてるときもつきあってくれたし、私が行きたいところにいつも来てくれたんです」
ピクルスはとても面倒見の良い犬で、よくティファニーさんや娘のエミリーさんをベッドに寝かしつけてくれた。

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そして家に家族以外の誰かがいると、ボディーガードのようにさりげなく2人の隣に座る犬だった。もしかしたらピクルスはいつも保護者のつもりだったのかもしれない。
例えそうだとしても、小さな体で大きなクマに吠えかかるのはどんなに勇気がいったことか。ピクルスは自分を愛する家族を守りたい一心でその命と引き換えに、最後の最後まで頑張ったのだ。
・これ以上犠牲者がでない為に。愛犬を想いながらクマの怖さを伝える
ピクルスはもう隣にはいない・・・
かけがえのない愛犬を失った家族は、同じような思いをする家族がこれ以上増えないよう、隣人たちにクマに対する注意喚起を続けている。

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専門家によると野生のクマは人間の生活圏を穴場とみて何度も入り込むため、留守中に食料などを奪いにきたクマと住人が鉢合わせすることもあるという。
クマがうろつく地域ではこうした習性への対策も必要になる。
・ヨネスケじゃなくクマだった。台所の窓から突撃!隣の晩ごはんしてきたクマ、食料を奪い去って去っていく(アメリカ):カラパイア
「クマはあなたたちが考えている以上に危険です。私たちもこんなことが自分の身に起こるとは考えもしませんでした。他人事みたいな感覚だったんです」

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こんなに悲しいことは二度と起こらないで欲しいと語る一家。彼らは最愛のピクルスを想いながらクマの本当の怖さを伝えていくつもりだ。
References:kxly written by D/ edited by parumo