脳で会話する時代がやってくるのか?3人の脳を接続し、思考を共有させることに成功(米研究) (2/2ページ)

カラパイア

それを見つめると周波数に応じた脳波が生じ、それがEEGで検出される。

 そこで、17Hzを「回転させる」、15Hzを「回転させない」と決めて、その時々の判断に応じてどちらかのライトをじっと見る。

 するとEEGで検出された脳波が、TMSを介して受信者の神経細胞を磁気刺激し、眼閃を生じさせる。これによって受信者はブロックをどのように操作するべきか知ることができるという仕組みだ。

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2人の送信者の脳波をコンピューターを介して送受信するブレインネットの構造。
image credit:technologyreview


 3人1組の5つのグループで実験したところ、受信者は81.25パーセントの精度で送信者の指示を受け取れた。最初の試みとしては、十分な数字だろう。

 実験では、ゲームをさらに複雑するために、受信者の操作が正しかったどうかを送信者が伝えられるようにもしてみた。

 こうすることで、受信者はどちらの送信者がより信頼できるのかを判断することができる。


・開発が進めば未来のコミュニケーションのあり方を変える可能性も

 現実の世界では、人間の判断の不確かさが問題となることもしばしばである。そのため、このような方法は、より現実的な状況に適したシステム開発につながるのだという。

 現時点では、点滅するだけのデータ(つまり1ビットのデータ)しか送ることができないうえに、非常に遅く、信頼性も完全ではない。

 しかし、思考が人と人との間で伝達される未来のコミュニケーションを垣間見せてくれるような結果だ。そう、テレパシーを使った会話である。

 ひょっとしたら大勢の人の知恵を合わせて、1つの大きな問題を解決するといった使い方もされるかもしれない。


via:arxiv / technologyreview/ written by hiroching / edited by parumo
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