正座は日本の伝統的な座り方ではなかった?なぜ「日本人の正しい座り方」になったのか? (2/2ページ)
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正座
このような両膝を折って腰を下ろす座り方は、奈良時代に中国から伝えられたとされていますが、長い年月の間にお膝元の中国ではその座り方が忘れられ、現在正座ができるのは日本人だけだとされています。
その後、明治時代を迎えると、正座は、「日本人の正しい座り方」として、政府によって教育・普及されました。
では、どうして正座が正しい座り方として採用されたのでしょうか。それは、政府が国民に修身教育を施すにあたり、外国文化との対比を強調するなかで、正座が日本人としてあるべき座り方としてふさわしいと判断したためです。
また、正座の定着には「畳」の普及も影響しています。明治時代以前までは、畳は贅沢品とされており、農民や町人は畳を持つことができず、板張りの床での暮らしでは正座が定着しませんでした。ところが、明治以降、庶民の間でも畳の使用が許され、結果として正座の普及に影響することになりました。

日本人にとってなじみ深い座り方である正座。とはいえ、長時間座っていると、足がしびれて痛いのはつらいですよね。
正座のしびれを減らすコツは、実は座り方にあります。腹筋と背筋でお尻を持ち上げるようなイメージで、足にかかる体重をできるだけ少なくすると、血流の悪化を抑え、しびれが起きにくくなります。
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