死ねばいいってもんじゃない?武士道のバイブル「葉隠」の有名フレーズが伝えたかった基本精神 (2/2ページ)

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この判断は非常に難しいが、だからこそ日々精進し、死ぬ覚悟を新たに生きることで、奉公をまっとうできるだろう」

つまり山本常朝は「御家の一大事に命懸けで奉公するために、平素から命を大切に精進せよ」と言っているのであって、別に「死ね」とも「死ぬのがいい」とも言ってはいないのです。

命は「手段」―山本常朝の言いたかったこと

第二代鍋島藩主・鍋島光茂公肖像。高伝寺蔵。山本常朝が仕え、その死に殉じようとした。

命は大切ですが、ただ生き永らえることだけが目的ではなく、手段としてその使いどころを考えてこそ輝くもの。

「大切なものを守るために」

戦国乱世も遠くなりける泰平の世にあって、なお「常在戦場(じょうざいせんじょう/つねにせんじょうにあり)」の精神を次世代に継承すべく語り綴られた『葉隠』は、現代の私たちに大切なことを教えてくれます。

※参考文献:和辻哲郎・古川哲史 校訂『葉隠 上』

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