「地球外知的生命体を探す為の新たなるステップを踏み出した」NASAが宇宙人探査を本格再開
アメリカの立法府はアメリカ合衆国議会は、数か月前、地球外生命体を探すためにNASAに計画を段階的に実行するように命じた。
25年ぶりに地球外生命探査を本格再開したことを発表したNASAは、手始めに、知的生命体のテクノロジーが残しであろう謎の電波信号を探るという。
その第一歩である「NASAテクノシグネチャー研究集会」が2018年9月26日から28日にかけてヒューストンで開かれた。
テーマはテクノシグネチャーで「テクノロジーの痕跡」を意味する。高度な文明が存在するなら、必ずテクノロジーの痕跡があるはずなのだ。
・まずは宇宙から発せられる電波を探れ!
テクノロジーの痕跡、テクノシグネチャーは宇宙を飛び交っている。テクノシグネチャーは一般に、電波の形で観測されることが多い。
文明を持つ地球の人類もラジオ波やレーザー光など、様々な電波を宇宙に発してきた。宇宙から発せられる電波で最も有名なのは高速電波バーストだ。

image credit:youtube
・遠い宇宙から飛んできた記録的な数の「高速電波バースト」が検出される。その数は一気に2倍に(オーストラリア研究) : カラパイア
自然に発せられる電波とは違い、高速電波バーストは、数ミリ秒間のみランダムに発生する。深宇宙から発せられる非常に強力な電波で、どこから、どのように発信されているのかは謎に包まれている。
もしかしたら、星そのものをエネルギーに変えるとされる仮説上の人工構造物「ダイソン球」から発せられているのなら?もうワクワクが止まらないではないか。

ダイソン球のモデル image credit: GNU Free Documentation
・エイリアン・メガストラクチャーの発見も視野に
これまでも地球外生命体探査(SETI)が宇宙探索プロジェクトを行っているが、テクノシグネチャー研究集会では地球外にあるかもしれないエイリアン・メガストラクチャー(異星人の巨大建造物)を探すことも視野に入れている。
特に注目されているのは、1300光年先のはくちょう座に位置する恒星、タビーズ・スター(KIC 8462852)を周回する謎の物体だ。
タビーズ・スターの光が何かに遮られるように小さくなる減光現象が観測されるも、その原因は不明で、地球外生命体が作る構造物によって光が遮断されている可能性も否定できないのだ。
・「エイリアンの巨大建造物」と呼ばれるタビーズ・スターから再び謎の減光現象が確認される : カラパイア

・まずは技術の革新を
しかしどのテクノシグネチャーも受信したからといってすぐに信頼できるわけではなさそうだ。
間違った判断をしないためにも、これまで以上の技術を確立する必要があるとNASAは言う。今回開かれたテクノシグネチャー研究集会では、技術にかかる費用や現在の技術状況などを確認する議論も行われた。
テクノシグネチャーを探すための計画は、ここ数年の発見の賜物であるといえるだろう。
2009年にケプラー探査機が発射されて以来、2600の惑星が発見され、それが宇宙に広がる惑星群のたった一部であることがわかった。
NASAはこのプロジェクトで、「宇宙には私たちしかいないのか?」という人類究極の問いの答えを出そうとしている。
もし謎の電波が地球外生命体から発せられたものであれば、その生命体はおそらく、人類以上に進歩した文明を持っている可能性も高いという。
Scavenger
References:hou.usra / universetoday