擬態的な同性愛という奇妙な風習。遊郭や大奥など「女の園」にあった類似点とは? (2/2ページ)

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しかしその代償として、恋愛や結婚、子供を産み育てること、健全な性生活などの「普通の女性」としての生き方は、全て剥奪されていたのです。

こういった環境で起こりがちなのが「同性愛」であることは、戦国武将や僧侶などの場合と変わりません。実際に吉原などの遊郭では同性愛は決して少なくはありませんでしたし、宮中や大奥でも同様でした。

女主人は「旦那さん」?女の園の類似点とは?

しかし現実には、監視の目をかいくぐって女性同士でそのような行為を行うのは困難でした。その代わりに行われていたのが「擬態的な同性愛」を思わせるような、一見奇妙な風習だったのです。

宮中の女官たちに召使いとして仕えていた女性は「針女」と呼ばれていました。彼女たちは主人である女官を「旦那さん」と呼んでいました。

また大奥や宮中には「部屋子」、吉原には「禿(かむろ)」と呼ばれる、若くて美しい少女を古参の女性が引き取って「見習い」として養成する制度がありました。宮中に「児(ちご)」と呼ばれる振袖姿で化粧をした美少年が仕えていたり、戦国武将に「お小姓」と呼ばれる少年が侍り、しばしば主人の寵愛の対象となっていたのと似ています。

ちなみに「部屋子」については、彼女たちが初潮を迎えるとその後の最初の月夜に大きなまんじゅうを作り、真ん中に赤い丸印をつけ、そこに開けた穴から月を覗かせるという、「月経」「月」「血」を結び付けたような風習もあったのだとか。

「女の園」は、妄想以上に奇妙な世界だったようですね。

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