漫画家やくみつる「ネタにした芸能人に土下座を」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔前編〕

日刊大衆

漫画家やくみつる「ネタにした芸能人に土下座を」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔前編〕

 今週の“あなたに会いたい”は、漫画家でコメンテーターとしても人気の、やくみつるさんです。やくさんといえば、『週刊大衆』で、ず~っと以前から連載されていますよね。いわば私の大先輩です。同じ誌面で連載させてもらいながら、今まで一度もお会いしたことがなかったので、さっそく挨拶をしに行きましたー!

ゆま「初めまして! ずっとお会いしたかったです」

やく「ありがたいです。でも、まさか私が、このコーナーに呼ばれるとは思ってもいませんでした。私は清水国明さんのように面白い話はできませんので、今日はガチガチの硬い話で攻めたいと思います」

ゆま「アハハ。ガチガチの硬いので攻めてください(笑)。ちなみに、清水国明さんは対談開始5秒ぐらいで、“ゆまさんとしたい”と言っていました」

やく「実は、かくいう私も開始してすぐに伺いたいことがあるんですが……」

ゆま「え? やくさんってそういうキャラ!?」

やく「えっとですね~。麻美ゆまという名前は、やっぱり“アザミウマ”から取られたんですか?」

ゆま「え? え? アザミ? 馬?」

やく「馬ではないです。私は日本昆虫協会の副会長でもあるんですが、アザミウマとはアリよりもずっと小さい虫で、花粉を食べたりするんです」

ゆま「へえ~。今、スマホで調べてみます! アザミウマ……と。ふむふむ。あのぉ、“害虫”と書いてあるんですけど(笑)」

やく「まあ、農家の方や花のフローリスト関係の方からは許せない存在ですね」

ゆま「ええ?」

やく「とにかく昆虫好きの連中なら、麻美ゆまと聞けば、真っ先に“アザミウマ”を想像すると思います」

ゆま「害虫はイヤだなぁ。でも、まあ“いろいろ、吸っちゃうぞ?”ってことでいいのかな。ウフフ」

やく「……」

ゆま「すみません(笑)。やくさんとお会いしたら、私も聞きたいことがあったんです。大衆で連載されている『どう政っちゅ~の』は、毎週、時事ネタを取り上げていらっしゃいますが、大変じゃないですか?」

やく「そうですね~。私はパソコンをほとんどやらなくて、SNSなんかも分からないんですね。ネタは昔から“五大媒体”と呼ばれるテレビ、雑誌、新聞、ラジオ、チラシを毎日確認して、仕入れていますね」

ゆま「へえ~! 実はアナログなんですね。さらに、仕入れたネタに、やくさん流の“毒”を盛り込まれるじゃないですか。あれを毎週、考えるのって大変ですか?」

やく「う~ん。基本的には今のネット住民と同じで、普段のニュースにツッコんでいくだけなんです。もちろん、ネットとは違って、雑誌で掲載する限り、使えないツッコミも多いですけどね」

ゆま「たとえば、どんな?」

やく「以前、女性の自転車のサドルに“体液”をぶっかけていた男が逮捕されたことがあったんです」

ゆま「うげえ、変態だ~」

やく「その逮捕された男の苗字が“生出”さんだったんです」

ゆま「ぷっ!」

やく「苗字がツッコミどころ満載なんだけど、全国には何の関係もない“生出”さんも、きっと大勢いらっかしゃる。描きたいけど描けないんですよね」

ゆま「た、確かに……」

■キンタロー。とテレビ局ですれ違ったとき、お礼を

やく「この仕事を始めたときから、“人の生死もネタにしてやる!”という気持ちはあるんですけどね。特に20代、30代の頃は芸能人のことなんかも、めちゃくちゃに描いていましたから」

ゆま「怒られることも?」

やく「直接的には言われなくても、テレビの仕事で、めちゃくちゃに描いた芸能人と実際に会ったりするとなると、気まずい。そういうときはとにかく、みんながいる前で私は早々に土下座をするんです」

ゆま「男らしい!」

やく「お互い気まずいまま仕事をするのは嫌だし、向こうから何か言われる前に謝っておくべきです」

ゆま「それが一番ですね!」

やく「逆にお礼を言われることもあるんです。女芸人のキンタロー。さんとテレビ局の廊下ですれ違った際、“あのときはありがとうございました。感謝しています”と言われたんです。“はて、何のことだ?”と私は思ったんですが、どうやら昔、彼女のやったアイドルのモノマネが炎上したとき、私は擁護をするようなコメントを出したらしい(笑)。まったく覚えていないんですけどね」

ゆま「意外と、自分の描いたネタは覚えていないものなんですかね?」

やく「正直、3日前に描いたネタを思い出せ、と言われても無理です。たとえば、麻美さんは3日前に何を食べましたか?」

ゆま「そんなの、覚えてない(笑)」

やく「私にとっては、それと同じ感覚です」

ゆま「そうなんですね。でも、やくさんといえば物知りの雑学王ってイメージもあります。クイズ番組でも、ものすごく博学ですもん」

やく「いやいや。せっかくなので一つ雑学を……智惠(知恵)の“智”という言葉がありますね。実は私、外見を見るだけで、その人に“智”があるかどうか分かるんです」

ゆま「そうなの?」

やく「残念ながら、ゆまさんは“智”がありませんね」

ゆま「ひぃえ”。バカなのは自分でも分かっているけど……顔もバカっぽいですか?」

やく「私には“智″が備わってますけどね」

ゆま「悔しい! なんで、外見だけで判断できるんですか?」

やく「そ、そんなに怒らないで(笑)。実は“智”というのは……」(後編につづく)

やくみつる 1959年、東京生まれ。81年にはた山ハッチとして漫画家デビュー。以後、説明のいらないほどの活躍を続け、今ではコメンテーターやタレントとして多くのテレビ番組に出演している。本誌連載『どう政っちゅーの』では、政治を風刺したイラストを描いている。

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